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一色登希彦 ブログ / 三重県の小さな町に在住 現在は飲食店に従事 漫画描いてました

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「漫画家のなり方」41

第11章 プロになりたいと思う かどうか 

   その3 読み手のために漫画に仕えることと それが自分のためであることの一致

「何のために漫画を描くのか」という設問や自問自答があるとして、多くの人がその人なりの考え方を持ちます。
ある人は「読み手のため」、ある人は「漫画のため」、ある人は「自分のため」と言葉にします。
それは、別のことを言っているようで、みな、やはり同じことを言っているはずです。


そのどれもが正解であるということは、商業漫画を描くプロは、あるバランス内でそれらをすべて満たす必要がある、ということです。
「読み手のために」か、「漫画のために」か、「自分のために」か、あるいは「お金のために」だってよいのですが、いずれにしても、「漫画に全身全霊で仕える」ことが、プロです。


   その4 不安なのは、みな、同じです

プロになる前、アシスタントの頃、アマチュアの頃、もちろん不安でしょう。
自信がなくて、自分が掻き消えてしまいそうで、そうならないように自分のココロを整えることに懸命なはずです。

そうした時に、ガシガシ漫画を描いているプロの漫画家さんを見ると、なんの不安もなさそうに日々を過ごしているように見えて、
「ああなんて強靭な精神の人なのであろう。自分とは大違いだ」と思ってしまいます。

自分がプロになって、本当に笑ってしまうことですが、別にそうした自信のなさや不安が消えるわけではなかったことに驚きます。

自分がスタッフさんに「自分だって、次の漫画が描けるか、日々不安で、苦悩するのだ」と言うと、これまた「ホントですか?」と驚かれることにこちらが驚きます。

「そういえば昔は、漫画家さんは苦労も無く楽しそうにガシガシ毎日描けて、すごいな、むしろうらやましいな・・・と思っていたなぁ」と、そういうとき、思い出します。

漫画家になりたい皆さん、バラしてしまいますが、自信のなさや苦悩や不安から自由でいる漫画家さんなんて、いませんから安心して下さい。
「いや、自信しかないし、苦悩なんてしない」とおっしゃる漫画家先生がいらっしゃるかもしれませんが、それ、ウソです。
でも、「それ、ウソでしょ?」と言ってはダメですよ。知りませんよ。
ですので、その点において、「プロの漫画家と、今の自分とは大違いだ」と考える必要はまったくありません。
苦悩や自信のなさを打ち消そうとする間違いにはまる必要はありません。

自分とは「大違い」なのは、プロの、苦悩や不安を振り払うほどの仕事の質と速度です。
プロは、それを身に付けています。

鍛える必要があるのは、その、仕事の質と速度である、という話です。


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