一色登希彦/ブログ 

一色登希彦 ブログ / 三重県の小さな町に在住 現在は飲食店に従事 漫画描いてました

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「漫画家のなり方」34

第9章 最初に雑誌に載るまで

   その6 編集者とのやりとり しっかりね

編集者とのやりとりは、本当に自分のすべてがゆらぎます。
しっかりと自分を保って下さい。

すごくへこむ。本当に。
出版社からウチまで、電柱にぶつかりながら、そして、いつもは電車で行く距離を、呆然として歩いて帰ることもあります。



本章「その2」で述べた通り、大切な理想型は守らなければなりませんが、それを守ろうとするあまり、かたくなになったり、人の話を聞けないようになったり、他人の声をバカにしたりするようになってはいけません。

また、何とかネームにOKをもらい、雑誌に載りたいと思うあまり、編集者への過剰な依存や信頼が生じたりします。
その、他人への過剰な依存や信頼は、ひとたびそれが思うようにいかなかった時の揺り戻しが激しく、精神にダメージを与えます。

そうしたやり取りが続いて、編集者との関係がフェアではなくなってきます。
編集者とのやり取りが、対等でない関係にはまりそうな時は、注意して下さい。

他人に自分を委ねてはなりません。


   その7 感情を荒げる利点は少ない

第7章・その3・14 に同じく。

仕事相手に、感情を前面に出してのやり取りをしてはいけません。
感情は、仕事の内容に、漫画なら漫画の内容に、出してぶつけて込めるものです。
目の前の仕事相手に、言葉を荒げたり怒ったりしてはいけません。

もちろん泣いたりしても何の進展もありませんよ。

利点もなくはないけれど、差し引きでプラスになっている事例をあんまり見たことはありません。


   その8 転んだ時にタダで起き上がっていては 死にます

どんな時、どんなことでもそうですが、つらい目にあって、そのたびに、へたります。

へたるのはよいです。前章で書いたように、とんでもない編集者にグッタリしたり、的確だが血も涙もない批評にビックリしてひっくり返ったりします。

「大丈夫、大丈夫です」とか言いながら、よく考えず、周りも見ずに、ただ起き上がって、終わらせていませんか?

そうして転んだ時に、タダで転んではならないし、タダで起きてはなりません。

その時その時で、何か身に付けて起き上がって下さい。
教訓でも、学習でも、警戒心でも楽観主義でもなんでもよいです。
リアルな経験値から生まれたものならば、この先の自分の糧になるはずです。

タダで転んでその度にタダで起き上がっていると、何度目かの転んだ時に、運と力が尽きて死にます。


   その9 ここでも嵐のように襲い来る、万能感と無力感

何度かのネームのやり取りを経て、画稿執筆にゴーサインをもらいます。

ここでも、便宜的に「ゴーサイン」を「もらう」と書いていますが、本当の本当は、自分の漫画にゴーサインを出せる存在は、自分だけです。

ネームを煮詰め終え、漫画を描き始めます。
わかっちゃいるのに、またもや万能感と無力感の大波に襲われます。
もうおわかりのはずですが、その嵐は、これからもずうっと付き合って行く、ココロの嵐です。
その嵐の波乗りをすることが、漫画家の日々です。

まだプロではなく、時間があると、その波乗りがおそろしく、面倒に思え、いつまでも浜にいて海に繰り出しません。
「締め切りがないことの不利」がここにあります。
いいから溺れ死なない程度の波に漕ぎだしましょう。

出来が良く思えようが悪く思えようが、この時点での自己評価は保留し、描き始める時に目指したつもりのビジョンをひたすら紙に咲かせる作業に集中して下さい。


   その10 雑誌に掲載されていることをイメージする

目指す雑誌・媒体を開きます。アタマの中で。そこには自分の漫画が載っていると想像します。

自分の漫画が始まるページになると、白いわけです。なぜならまだその漫画は描かれていないから。

そこに、どんな漫画が載っていると、皆が驚くか? それで皆が喜ぶか? 自分が読みたいか?そうしたことをイメージします。
自分が描かなければそのページは白いまま世に出て、大変なことになるわけです。
だから、とにかく一刻も早く、描きましょう。

やがて、自身の単行本が出ることを目指す時も、同じです。
本屋さんに行って、自分の単行本がそこに並んでいることを想定して下さい。
できればその自分の本は、「売れていそう」な本だといいです。
そんなイメージで。
でもまだ実際は、本は並んでいないから、自分が描き上げないと並ばないので、しょうがないから自分で描くのです。

なんでも良いのです。
とにかく、あらゆる手を使って、自分をなだめ、励まし、「最初に雑誌に載る1本」を描き上げるのです。

その「1本」までに、何本かの漫画を描くことになるかも知れません。
とにかく、載るまで描きます。


   その11 ここでも、とにかく描き上げる

描き上げた?

お疲れさまです!!

まだ?

頑張れ!!

まだの方は、本論をここまでループし続けて、とにかく描き上げて下さい。
ここから先は、描き上げてから読みましょう。


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