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「漫画家のなり方」32

第8章 最初の漫画 最初の1作を描いてみる

   その11 付記 「ネーム」とは?

そう言えば、「ネームとは何か」をきちんと説明せぬまま、ネームネームと書いてきてしまったようです。

ネーム丸ちょん

ネームとは何か?

ネームの語源は、印刷物の「写植」(漫画のセリフとかの文字ね)のことを業界用語で「ネーム」と言っていたらしいことから、と聞いたことがあります。
少し前まで、紙の原稿に、紙の状態の「写植」文字を張って、漫画原稿が出来上がる作業が主流であったころは、たしかに編集者はじめ、「写植」のことを「ネーム」とも言っていた記憶もあります。

いまでも、漫画における「文字」の部分を総称して、「ネーム」と言っていますね。
狭い意味では、漫画の「セリフ」「文字」のことだと言ってよいはずです。

もう少し、広い意味でも「ネーム」という言葉を使います。
漫画家や編集者が、原稿作業以前の打ち合わせ等の作業段階において「ネーム」という場合、原稿の下描きを描くさらにその以前の段階の、作品のページ数を想定したページ数で描いたモノ、コマ割りもされて、文字も読める、「下書きの下書き」のようなモノです。
多分、映画、映像の言葉から来たのだと思う「コンテ」「絵コンテ」という言葉を使うこともあります。
漫画の作業においては、大体同じ意味です。

漫画の設計図のようなものです。

ですので、漫画家がだいたいどのような画を描くかわかっている場合は、編集者もネームを見ることで大体の完成形を想像することができます。

本章その7で書いたように、編集者に「次に見せてくれる時はネームでいいよ」と言われることが重要なのは、ネームの完成時点から完成画稿にするまでの作業が大変な苦労であるためです。

ネームの時点で推敲もせずに完成画稿にして初めて人に見せた場合、「ここがわかりにくい」「ここを直したらもっとよい」と言われてから直すのは、大変な労力を要します。
設計図ということで言えば、建築物を完成させてから欠陥に気付いた時に、そこをまた設計図レベルから直し、そして実際に出来上がってしまった建物を直すのはものすごく大変だ、ということです。

その点を、ネームの時点で吟味して推敲することができるのは、効率的で理にかなっているのです。

しかし新人といえる時点の方が困る大きなことのひとつに、「ネームはどんな描き方をすればよいのか?」ということがあります。
完成原稿にはそれでも決まったフォーマット(規格)がありますが、ネームは例えば紙の大きさなど決まっていなく、かなり人によってまちまちです。
また、それ以上に、「絵をどれくらい丁寧に入れるとよいのか?」という点も、困るところです。

大雑把に言えば、「相手がわかりやすい描き方」がよいです。

まず大きさ。
大きさは、1ページあたり、最大でも原稿1枚のサイズと同じB4サイズ。ただあまりこの「原寸サイズ」で描く方は多くないかも知れません。「持ち歩きに不便」という理由もあるかもしれません。もちろん描きたければこのサイズで描いてもまったく問題ないですよ。
いちばん多く目にするサイズは、2ページの見開きサイズで、B4あるいはA3で描くパターンでしょうか。
ネーム丸ちょん
冒頭でもお見せしたこの画像のネームは、
自分のボツネーム。
これは、B4の紙に見開きを2ページ分、
画は簡単に「丸ちょん」の描き方です。

手前味噌で恐縮ですが、少し余談。
上のネーム、ちょっと解像度が小さめで、
すべてのセリフが読めないとは思いますが、
少し見入っていただくと、

「何が描いてあるのだろう?」

という気持ちで、読み込みたくなるココロになるはずです。
読んでみて、面白いか面白くないか、好きか嫌いか、は置いておいて下さいね。

プロのレベルのネームは、
遠目にちょっとでも目に入ると、「何だろう?」と気になる。
そういう作りを備えています。

おすすめ文献の章でもご紹介した、

菅野博士(菅野博之)さんの書かれている技法書は、
そのあたりのことをとても詳細にひもといてくれています。
(この本は、タイトルとデザインが恥ずかしいなあ・・・)

さて、ネームの体裁に話を戻します。

実はもっと、もっともっと小さなサイズで描くパターンもあります。
B4やA4程度の大きさの紙に、小さく十数ページ分のページを割ります。そうなると実際には1ページがクレジットカードくらいの大きさですね。そこに描いていっても、ネームとしてじゅうぶんです。ただ、例えば編集者に見せる場合には、最後に拡大コピー等をして「常識的な大きさ」にした方が良いかも知れません。
こうした方法で問題なく描いている方もいます。
元町氏ネーム
これは、漫画家の元町夏央氏からご提供いただいたネームの写真です(ブログに遊びにきてね、とのことです)。
元町さん、ありがとうございます。
上で紹介した、一色のネームと同じくらいのスケールの写真です。
これは、A3かな?この紙に、16ページ分のネームを描いています。
消しゴムやボールペンから、大きさはわかっていただけるでしょう。

この「小さく描く」メリットは、
ひとつは、パッと見で、1枚で、全体の構成を一望できること。
ひとつは、描く「実時間」が短くなること。
ひとつは、喫茶店等公共の場所で描き込んでいても、何を描いているのか回りの人にわかりにくい、ということがあります。
大きめの紙にネームを描いていると、わりかし回りの人に「あ。漫画描いてる」と認識されてる目線が感じられもするので、それはなくなります。
ただし逆に、時々いらっしゃる、自分もよくわからない種類の方ですが、紙切れ一杯にその人にしかわからん「宇宙の真実」とか「自分だけが気付いた法則」とからしい、細かい書き込みを書いていらっしゃるちょっと地面から足が離れてしまった方がいますが、そうした方とほとんど同じに見られるおそれがあります。
「ほとんど同じ」というか、実は「同じ」かもしれません。
違いがあると思い込めるとしたら、「こっちはこれをお金に換えられるのだ!」という点くらいかしれません。・・・なんとしてもお金に換えましょう。

「そんな小ささで、セリフも含めて描き込めるのか?」とお思いの方もいらっしゃるかも知れません。それは、描けます。むしろ、その小ささに描ける範囲でセリフ等を簡潔に出来る方が、出来上がった作品のリズムは良いかもしれません。


次に、描き方、描き込み方。
コマ割りは、理解してもらえるようにちゃんとコマを割って描きましょう。
台詞、文字としてのネームも、ストレスなく読んでもらえる範囲で書きましょう。

難しいのは「画」です。
先に書いたように、すでに自分の絵柄を相手に理解してもらっているプロならば、画、例えば人物などは、「丸描いて、ちょん」でじゅうぶん良いです。
ただ、例えばプロでも、「画の説得力を出したい」という意図があるならば、原稿の下描きのような緻密な画を入れれば入れるほど、説得力は増します。これは、自分の漫画をネームの時点で自分であるいは他人と緻密に検証したい場合に、あるいは、プロだとしても、初めて仕事をする相手に見せる場合等にそのようにするかもしれません。

あるいは、自分も今現在そのやり方なのですが、ネーム・絵コンテがそのまま下書きを兼ねるいくつかのやり方をしている方もいます。
そうした場合も、下書きとしての緻密さをもったネームになります。
緻密ネームj
これも自分のネーム。
このネームは、完成原稿の下描きを兼ねていますので、
緻密に描いています。

緻密なネームを描いてしまうことの難点もあります。
その緻密なネームが下描きとしての用を兼ねていない場合、いざ原稿を描こうという時に、もういちど原稿用紙に緻密な下描きを描かねばなりません。
経験した方ならお分かりだと思いますが、一度気軽にすらすらと描いたネームの線の勢いを見ながら、それを原稿に写し取ろうとして、どうしても上手くいかない、元のすらすら描いた簡単な線の方が生き生きしているように見える、ということになって困り果てる、ということがあります。

話がそれつつ、デカくなりますが、
「完成原稿より、ネームの方がいい気がする、なぜだろう?」という事態がままあります。
特に、新人さんにそれは多く見受けられます。
ネームの方が生き生きしているのです。

技術論的には、
「ネームの完成度を超える完成度の原稿を上げることがプロの技術」
ということだとは思います。

このことは、この言い方で理解していただけるか、自信がありませんが、述べておきます。

ネームの方が生き生きして見える、という時には、完成原稿の方が、生き生きしたネームの、その自己模倣、劣化コピーになってしまっている。
ということです。

おそらく、自分のネームを脇に置きながら、それを見ながら原稿を描いたのだと思います。
その描き方をすると、懸命に描けば描くほど、オリジナルに近いのにどうしてもオリジナルに遠い自己模倣になります。

作品を描く時には、真っ白な紙を凝視して、そこに、自分のアタマからだけ削り出した、
「脳から出たオリジナルな画」
を焼き付けなければなりません。

このことが、ネームに緻密な画を入れ過ぎない方がよい理由のひとつです。
これは、編集者という業務分担の人にはどうしても理解不能なことです。
絵を描くかたなら、おわかりいただけるはずです。
しばしば編集者が「ネームではとても良い気がしたのだけど、何だか完成原稿を見たら、腑に落ちない感じがする」となるのですが、それは、ここに書いた理由によります。
このことを編集者は、あまり上手に言語化できません。
漫画を描く立場の方は、この点は強く意識して、この点を編集者に委ねてしまわぬようにして下さい。
永久に解決出来ない案件が、自分と相手の間の宙に浮くことになります。
これを解決出来るのは、描き手個人、描き手どうしだけです。

話がそれました。戻します。

ネームは、今のところ、JIS規格的な絶対的なフォーマットはありません。
ネームの画の描き込み方は、どのようにしても良し悪しがあります。
相手とのやり取りをしやすいように、相手の意向も聞きつつ、いちばん効率の良いやり方を探して下さい。
そしてそのやり方は、臨機応変に変更可能でいて下さい。

付記のはずなのに長くなっちゃった。

次章9章は、最初に雑誌に載るまでのプロセスについて書きます。


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電子書籍サイトeBookJapan 漫画onWebにて多くのページを試し読みしていただけます。ご購入検討の方はどうぞご覧ください。

「水使いのリンドウ」
全3巻


「Dust to Dust
~はじめの1000マイル~」

作品コメントはこちら

「九段坂下クロニクル」

現存する、九段下ビルと呼ばれる建物をモティーフにしたオムニバス
作品コメントはこちら

「モーティヴ ー原動機ー」
シリーズ 既刊0巻~4巻

「日本沈没」
全15巻


「ダービージョッキー」
文庫版全11巻
ヤンサンコミックス版全22巻

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よく読まれる記事

漫画家のなり方
継続中。長い長い。「第0章」よりどうぞ。下に目次一覧もあります。

  

「漫画家のなり方」
  目次一覧

第0章 はじめに

/その1 「漫画家のなり方」を書くことについて

/その2 もうひとつの 本論の執筆動機



第1章 漫画雑誌の終焉

/その1 漫画雑誌はもう・・・


/その2 なぜ雑誌をなくせないのか

/その3 漫画雑誌が果たしていた役割
//1 雑誌で必ず毎回新作漫画が読めた
//2 漫画の週刊生産は困難なのか?

//3 漫画家に締め切りを与えることができた
//4 編集者自身が果たしていた役割
//5 デザインや製版 もろもろの作業のコストと労力を雑誌が負ってくれていた
//6 作画アシスタントの紹介をしてもらえた

/その4 漫画に必要な様々なことをどのように確保するのか


第2章 「紙の雑誌に代わるもの」の可能性

/その1 「インターネット」「ウェブ」というシステムについて

/その2 既存の大企業がうまくいっていないようにみえること

/その3 インターネットは個人のメディア そして漫画も



第3章 制作費や原稿料や著作権や契約書のこと

/その1 原稿料は 漫画の制作費なのか?
//1 制作にかかるお金
//2 原稿料とは? その他必要なお金のことも
//3 誰も 「原稿料だけではやっていけない」と教えてくれなかった
//4 「二次使用」で得られる(かもしれない)お金


/その2 漫画の制作費は どこがどのように出すのか?

/その3 「契約書」には しっかりと目を通して下さい

/その4 著作権の知識を身につけましょう

/その5 ならば漫画はもう分業でもよいか?


第4章 再度 本論執筆にあたり

/その1 「無駄に過ぎ去る日々」と「なんとか積み重なる日々」の違いについて

/その2 漫画家になりたいのに、なれない人が多すぎる
//1 なにかが間違っているのではないか?
//2 余裕あんなぁ みんな/「才能神話」に飛び蹴りを


/その3 「姿勢」について 技術論以外のすべてのこと

/その4 キミには才能はある! あとはモノを考えるだけ

/その5 漫画家になりたいと思う前提として


第5章 “漫画家”になるのか、“漫画を好き”でいるのか

/その1 漫画を好きでいるための みっつの方法

/その2 ひとつめの方法 読者でいること

/その3 ふたつめの方法 趣味で漫画を描くこと


/その4 漫画家の定義

/その5 みっつめの方法 漫画家になる とりあえずおすすめできません

/その6 それでも“漫画家になりたい”と思ってしまった人へ



第6章 技術論としてのおすすめ文献 10プラス1
/1 「マンガの創り方 誰も教えなかったプロのストーリーづくり」
/2 「石ノ森章太郎のマンガ家入門」
/3 「快描教室 マンガの悩みを一刀両断!!」ほか 菅野 博士(菅野 博之)さんの漫画技術関係の著作
/4 「ベストセラー小説の書き方」
/5 「書きたい!書けない!なぜだろう? 」(夢を語る技術シリーズ)
/6「ファンタジーの文法 物語創作法入門」 (ちくま文庫) 著者/ジャンニ・ロダーリ 窪田 富男(訳)
/7 「映像の原則 ビギナーからプロまでのコンテ主義」(キネ旬ムック) (単行本)
/8 宮崎駿さんの絵コンテ
/9 「新インナーゲーム 心で勝つ!集中の科学」
/10 本論「漫画家のなり方」
/11 あらゆる長編ストーリー漫画単行本の第1巻と長編ストーリー漫画作家の読み切り漫画の短編集
/12 文献を読んでいただくにあたって


第7章 漫画家に なりたい人 なる人 なれない人 ならない人

/その1 なりたい人

/その2 「本当に苦しい」段階を経て、「なる人」になります


/その3 漫画家になれない人
//1 あいさつが出来ない 目を見て話が出来ない
//2 知識の多さだけで自信をもってしまっている
//3 批判することで自己形成してしまっている
//4 手数より口数が多くなっている

//5 ブログで、好き勝手に「ネガ」をひけらかしている
//6 漫画以外の「好きなこと」をひけらかしている
//7 「タダでもいいから載せて欲しい」と言ってしまう その発想は地獄の門の入り口 それを口にしてしまうことは仕事をする者として万死に値する
//8 プロですらないのに「自分がやりたいのはこのジャンルだけ」と言ってしまう


~インターミッション~
/著作権の文献 ご紹介


//9 明日もやはり描かない
//10 こんなに描いたのになぜダメなんだ、と言ってしまう
//11 例えば、絵がうまい 絵がうまいだけ
//12 昨日/先月/去年を思い返してみて、何にも変わっていない

//13 何にも変わっていないことを、自分以外の何かのせいにしてしまう
//14 感情をあらわにしすぎる
//15 やせ我慢が出来ない
//16 「こんなこと、漫画家になれるかどうかとは関係ないでしょ!?」と思ってしまう 口にしてしまう
//17 「わかってるよ そんなこと」と思ってしまう 口にしてしまう
//18 “載らないと死んでしまう、読んでもらえないと生きてゆけない” というわけではない人


/その4 ならない人

/その5 年齢について


第8章 最初の漫画 最初の1作を描いてみる

/その1 とにかく描き上げる

/その2 嵐のように襲い来る、万能感と無力感

/その3 恐怖 「描き上げたくない病」


/その4 誰も言っていないのに、勝手にダメだとか言わない

/その5 完成 おめでとう!

/その6 ホントにその第1作目の漫画は、素晴らしい。ステキです。

/その7 他人に見せる 出版社、漫画雑誌編集部に持ってゆく


/その8 編集者のどんな対応にもビックリしない

/その9 そのまま雑誌に載る場合

/その10 何作か描いて、雑誌に載る場合


/その11 付記 「ネーム」とは?


第9章 最初に雑誌に載るまで

/その1 編集者とのやり取りが再度始まる

/その2 自分の中の「よいイメージ」を絶対に守り通す

/その3 よい打ち合わせとは?

/その4 打ち合わせを何となく持ち帰らない

/その5 直せと言われたら、その場ででも直すつもりで


/その6 編集者とのやりとり しっかりね

/その7 感情を荒げる利点は少ない

/その8 転んだ時にタダで起き上がっていては 死にます

/その9 ここでも嵐のように襲い来る、万能感と無力感

/その10 雑誌に掲載されていることをイメージする

/その11 ここでも、とにかく描き上げる


/その12 最初に雑誌に載る、いくつかのパターン そのことにどうしても言及したい いくつかも含めて

インターミッション 2
/デジタルとコンピュータのこと おすすめの本


インターミッション 3
/良い本が どんどん在庫切れや絶版だ 絶句



第10章 雑誌に1本載った ここから先に進む時の覚悟

/その1 まだ、本論の定義での「プロ」ではありません

/その2 ブログ 連絡手段の必須として


/その3 喜んで席を譲る連載作家はいません サバイバルだぜ

/その4 速く たくさん 描くことでしか手に入らないことがある

/その5 描きたいペース 描きたいスタイル


/その6 プロになって そののち10年後もプロでありたいかどうか

/その7 死守するものを定める


/その8 雑誌の枠内やジャンルの枠内で作風をつくってしまう危険について


第11章 プロになりたいと思う かどうか

/その1 自分の「名」で「生き死に」をしようと思うかどうか

/その2 「エンターテインメント」の、日本語訳 わかりますか?


/その3 読み手のために漫画に仕えることと それが自分のためであることの一致

/その4 不安なのは、みな、同じです


~インターミッション 4~

/その5 アシスタントについて またはプロ以前の時代について

/その6 “漫画家のアシスタント”は “不本意”だが“みじめ”ではない


/その7 付記 漫画家がアシスタントに手伝ってもらうということ


第12章 アシスタントの日々になすべきことについて

/その1 生きてその仕事場を出る


/その2 ものを考えましょう 人に自分を委ねてはならない

~インターミッション5 おすすめ文献 さらに~
/一冊目 「人体のしくみ」
/二冊目 「ブックデザイン」
/三冊目 「デザインの自然学」


/その3 いちど自分のいままでのスタイルがすべて崩れます ビックリしないように

/その4 モノとお金以外のすべてを盗む

/その5 漫画家さんの振る舞いの全ては参考になる とにかく学ぶ

/その6 他者の作品制作に全霊で仕え、力は使い切り、しかし疲れずに帰る

/その7 漫画/漫画雑誌をたくさん読む 好き嫌いや批判を脇において

/その8 仕事場で我を出さない 感情で仕事場の空気を揺らさない その仕事場の空気はタダじゃねえぞ

/その9 自分の不満の表明のためにふてくされてはならない

/その10 人の漫画の手伝いをして、漫画を描いた気にならないようにする

/その11 仕事の合間は「お休み」ではないです 漫画を描く 描く準備をする

/その12 月に2本以上ネームを描いてください

/その13 漫画家は、ホームを通過する特急電車 アシスタントはホームに立つ人

/その14「引き出しを増やす」のウソ 脳の「インプット」と「アウトプット」について

/その15 代案を出せて初めて「批判」と言える

/その16 否定の言葉でしゃべらない タメ息などつかない しゃべりすぎて気持ちよくなっちゃったらいけない

/その17 自分を大きく見せてもしかたない(尊大さのワナに気をつける)

/その18 自己卑下のワナに気をつける(小さく見せてもしかたない)

/その19 編集者/雑誌/読み手をバカにした時点で、バカは自分です

/その20 テレビが「表現媒体」ではなく「広告」であることについて

/その21 幸せそうな人を 「幸せそうでいいよね」と思う想像力の欠如と決別する

/その22 死なない程度に、たくさん恥をかき、傷付いていい

/その23 アシスタント時代に太ったりやせたり眠れなくなったり腰痛になったり 心や体を悪くしている場合ではないです

/その24 目くそ鼻くそ同士でギスギスしない

/その25 アシスタント仲間をライバルにしない 仮想敵は少し高めに設定する

/その26 アシスタント仲間を戦友にする 孤立してはならない

/その27 「プロのアシスタント」について

/その28 漫画家の重力 人の仕事場の引力

/その29 漫画家の寝首を掻く(ホントに殺しちゃダメだよ)

/その30 いま 「どうぞ連載を」と言われたら 自分自身のようなスタッフに手伝ってもらって 月に1本 週に1本 漫画原稿を仕上げられますか?

/その31 いま描いている漫画やネームは そのまま雑誌に載って 他の作品と渡り合えますか?

/その32 少し余談 今だからこう書ける 許してあげて欲しい「漫画家の挙動不審」あれこれ

/その33 仕事場を辞めること あ、それから、お金ありますか?


第13章 絶対に漫画家になれる「漫画家のなり方」教えちゃいます


番外編 印刷会社さんに「社会科見学」(また長文です)

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