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一色登希彦 ブログ / 三重県の小さな町に在住 現在は飲食店に従事 漫画描いてました

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「漫画家のなり方」29

第8章 最初の漫画 最初の1作を描いてみる

さて「概論」が長くなり過ぎました。
漫画家になりたいのだから、漫画を描きましょう。

本論は「漫画家のなり方」ですので、「漫画の描き方」に関しては、
すでに第6章でご紹介したこちらの優れた多くの文献をご参照ください。


   その1 とにかく描き上げる

まだ今までに1作も漫画を描いたことがないのであれば、とにかく1本の漫画作品を描き上げて下さい。

今、おいくつですか?
12歳ですか?
17歳?
21歳?
24歳?
31歳?(おお!オッケーまだ全然大丈夫!と言っておきます)
何歳でも大丈夫です。まずは大丈夫です。


漫画を描きたい、ひいてはそれをもってして漫画家になりたい、と考えるのであれば、出来の良し悪しを別にして、1本の漫画を描き上げられないわけはないので。

「何を描いたらいいのかわからん」と思ってしまった人は、漫画を描きたい、漫画家になりたい、という場所から退場することをおすすめします。

「どう描いたらいいのかわからん」という方。
規格の問題として、「どのように描けば良いのか」、つまり、どんな大きさの紙に、どんな大きさで描いて、何ページ描けば良いのか、といったことがわからない方。
そして、基礎技術の問題として、「どう描けば良いのか」、つまり、どのような画材で、何を使って、どんな描き方で描けば良いのかわからない方。
それはまったく問題ありません。
そうしたことは、調べることが可能なはずです。
第6章でご紹介した文献の一部をひもといていくことでわかるでしょうし、そのような調べものを真っ当にできるかどうかも、漫画を描いて生活してゆくのだとしたら、必要な能力です。

調べて、身につけてください。そして、自己流や独学を含め、この時点で、そうした技術的方法論が多少間違っていてもまったく問題ありません。のちに、その我流を随時修正してゆく柔軟ささえ失わなければ良いです。

本論は、「漫画の描き方」ではなく、「漫画家のなり方」ですので、上手かろうが下手であろうが、描きたいものがあって、漫画を描けることは大前提です。

とにかく、今から、1本の漫画を描き上げて下さい。
その作業に入れないのなら、ここから先を読んでいただく意味もありませんので、この先は、1本の漫画を描き上げることを前提して、書き進めます。


   その2 嵐のように襲い来る、万能感と無力感

とはいえ、漫画を描き始めたとして、それが自分にとって初めて描く漫画であるときに、必ずしも順調に描ききれるものではないです。
順調に楽しく描き切ってしまった方は、本項は読み飛ばしていただいてかまいません。

描き進む中で、もしかしたら、世界を我がモノにできそうなくらいにとんでもなく楽しい気持ちと、「もうこんな自分は死んでしまった方がいいのではないか」というくらいの情けない気持ちが交互にやってきて、驚いてしまうかもしれません。

それがモノを創ってゆくことの楽しさなのですが、こうした気持ちの揺れに不慣れだと、そこにココロをとらわれて、作品そのものへの注意力や自信が揺らいでくるかも知れません。


   その3 恐怖 「描き上げたくない病」

ココロの揺れにとらわれると、えてして、おそろしいことなのですが、「描き上げたくない病」としか呼びようのない種類のココロの動きが生じます。

どう考えても、ここまで描いてきたペースならば、あとわずかで描き上げられるはずなのに、描き上がらない。
正しくは、「描き上げない」、なのですが。
そうしたときに、自分のココロがどのような動きをしているのか、見つめてみてください。

描き上げてしまうことで、楽しかった時間が終わってしまうことを無意識にいやがっている、あるいは、描き上げてしまうことで作品が自分の体から切り離されることを無意識におそれている。あるいは、人から評価をされる段階に入ることを無意識におそれている。
そうしたことだと思います。

実際に、「漫画家志望」を名乗りながら、1本も漫画を描き上げていない人や、最初の1本をどうしても描き切ることが出来ずに「漫画家志望」を断念してしまった人がいます。

とにかく1本描き上げるか、「漫画家志望」を断念するか、動き出してみることをおすすめします。

何もしなくても、今日という日は過ごせますが、それが積み重なってそのまま10年とか過ぎてしまった人を知っている身から申し上げています。
とにかく今、1本描き上げましょう。


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