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一色登希彦 ブログ / 三重県の小さな町に在住 現在は飲食店に従事 漫画描いてました

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「漫画家のなり方」28

第7章 漫画家に なりたい人 なる人 なれない人 ならない人

  その5 年齢について

漫画家になるのに、何歳ではもうダメ、ということは原則的にはありませんが、年齢なりに身につけておくべきこと、クリアしておくべきこと、はあります。

年齢を重ねることで問題になる大きなことのひとつに、年齢を重ねる程に、誰もその人を注意してくれなくなる、忠告してくれなくなる、ということがあります。
おそろしい!


そのために、その人が持っている「ココロのクセのゆがみ」のようなものが、どんどんその人をよろしくない方向にゆがませてゆくことになります。
おそろしい!
「ココロのクセのゆがみ」は、他者とのやり取りの中で活かされれば、個性となりますが、自分を守ろうとして他者とのやり取りを必要以下にしてしまうと、独善となり、取り返しは付きにくくなります。
おそろしい!

一定の年齢になると、周りの人はその人のことを注意してくれなくなります。面倒なことになるのが面倒なので。
そんな面倒なことをするくらいなら、たいがいの人は、その人とだんだん無難な距離感を取ります。
そのことが、その人が自己観察、自己反省をどんどんしにくくなる、という循環を生みます。年齢を重ねていることに不利な点があるとしたら、1番にはそうしたことがあります。
ですので、常に、人から注意してもらったときにそれを謙虚に聞く姿勢を持っていることが必要です。

そして年齢に関してもうひとつ、併せてココロに留めておいてほしいことは、創作をする者として、必ず、「その人に、その時、その年齢でなければ創れないものがある」ということです。

漫画家にならないまま年齢を重ねるということは、そこまでの年齢の間に創り得たかもしれない作品を、永遠に形にし損ねてしまう、ということを意味します。
もちろん、そのようにして、永遠に形にし損ねたモノがあったとしても、逆にどの年齢になっても、創作する人になった以上はその年齢なりに創られるものを創ります。
それゆえ、年齢を重ねてしまっていることと、デビュー出来るか出来ないかということとは、本質的には無関係です。
同じようにもちろん、絶対にデビューが早ければ早いほど良い、というものでもありません。若くしてデビューした方は、実戦の場において、デビュー以前に身に付け損ねてしまったものを身につけながらサバイブしてゆく、という日々を過ごさなければいけないはずです。
どのようなキャリアの立て方においても、それなりの問題や課題が生じるということです。

いずれにしても、漫画家になりたい人間としては自分はそろそろ年齢が上の部類だ、と察したら、より一層、決して卑屈にならずに、絶対に謙虚になる、ということを身につけてゆく必要があります。

注意忠告してくれる友人を失わないようにし、人の話には耳をかたむけ、謙虚になり、恥をかくことも覚悟し・・・。

そうしないと、自分が屍になっていることに気付かないリビングデッドまっしぐらです。


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