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一色登希彦 ブログ / 三重県の小さな町に在住 現在は飲食店に従事 漫画描いてました

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「漫画家のなり方」17

第4章 再度 本論執筆にあたり

   その3 「姿勢」について 技術論以外のすべてのこと


本論で言語化したいことは、漫画家志望者の「姿勢への意識」です。

一般的な意味での「技術論」は、例えば、後におすすめの参考文献を列挙します。
よい意見や優れた文献がたくさんあります。
技術の問題は、それらの優れた文献で述べられていることを身につければ、じゅうぶんなはずです。

自分が形にしてコトバにしておきたいのは、それらの技術論にも不足しているように見える、「姿勢への意識」です。

これは、本来は、長い間、「言うまでもないこと」でした。
本来は、こうした「姿勢への意識」は、とりたてて覚える必要もなく備わっていたはずの、当たり前の「生きてゆく知恵」だったはずです。しかるべき年齢までに、多くの人に備わっているべきことであったはずです。



けれど、いつのころからなのか、「姿勢」「姿勢への意識」は、あらためて「技術論」としてむしろ語って理解して身につけてもらうべきことになってしまったようです。
それを、あらためて、「そんな風に考えて、やるといいんだよ。そうしないと突破出来ないんだよ」と、伝えなければならないという状況になってしまったのです。深刻な事態です、これは。

実際に、自分が「漫画家志望者」を多く目の当たりにして、そう感じます。
まだ、「何者かになれていない人」が、心もとない精神的基盤しか持てなくなっていることには、きちんと光を当てるべきです。

仲間をつくり、仲間に頼り、励ましあうことも含めて技術を磨き、練習を積むことをしなくなっています。
ひとりぼっちでいるものだから、いきなりオトナの巣窟である漫画雑誌の編集部に行ったりして、強いコトバで批評を受け、自分自身のすべてを否定された気持ちになり、ふらふらになって帰ってくる、ということになります。

編集者も編集者で、まさか、まがりなりにも漫画家になってやろうと思ってやってくる人間が、そんなにも打たれ弱いとは思っていません。
そして、編集者自身が好む好まざるにかかわらず、多くの編集者は、目の前の漫画家志望者から、いかに自分が大企業の大きな威光を背負って見られてしまっているかも理解せず、まあ、ひょろひょろの「ちょっと漫画好き」のコをエラい目に遭わせるわけです。

双方の不幸がここからすでに始まっています。
その不幸を避けるためにはどうするべきなのか。漫画家になろうと考え、仕事として漫画家を名乗り、漫画を描いて生活してゆく立場を目指すにあたり、最低限どのような「姿勢」を持つことが必要か、を、書き進めます。

こうしたことは、本当は、「技術」以前の当たり前のことでした。
しかし、この「姿勢」の持ち方が、今は、「技術論」の最初に語るべきことになってしまっています。


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