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#25 誰も言わんからもう俺が言う/ツインリンクもてぎでのMotoGPは面白くない

 ツインリンクもてぎのMotoGPに今年も行ってまいりました。
 常々漠然と感じていて、しかしサーキット自体に思い入れもあるし恩義もあったりで、言葉にはしないでいましたが、コップの水があふれそうなので言ってしまおう。
 お金を払って観戦しているのだから、言う権利もあると思う。

 ツインリンクもてぎでのMotoGP(もしくは500ccクラス時代も含め、最高峰クラスのレース)は、面白くないです。

 何と比べているかというと、まず1番に鈴鹿サーキット。そして、実際に観た海外のサーキット等々。

 もてぎでのMotoGPは、もちろんMotoGPと名がつく以前の開催初回から観戦していますが、最高峰クラスに関しては「名レース」と呼ぶに足るレースに出会えた記憶がありません(いくつかの「名シーン」はあったかも知れない)。

 理由は明瞭、サーキットのコース自体が狭すぎるのだと思います。「キャパシティー不足」というべき?

 MotoGPのような大パワーのクラスの車両が走ると、本当にストップ&ゴーの連続になってしまって、ライダー&オートバイの競り合いやら駆け引きが発揮される場がほとんどありません。
 実際、レースの中盤以降もそれでもトップグループでクリーンなオーバーテイクをやってのけるのは、やっぱりこの人、バレンティーノ ロッシくらいになってしまうわけです(去年ポカやったけど)。加えて時々冴えているライダーが何人か。
 四輪F1のレースよりも、二輪のレースの方が、「レース」としては面白い、という意見をお持ちの方、いるでしょ?僕もそのひとりです。けれどもてぎのMotoGPは、レースとしてはオーバーテイクの見られないF1と同じように、全く面白くないです。  
 鈴鹿サーキットで開催されているF1グランプリ(今年限りなのか!?無念だ)を、ツインリンクもてぎでも開催できるかというと、不可能です。
 それはコース自体の持つ性能(観戦席のキャパといった付帯性能ではなく、コース自体の性能)が不足しているためですが、それは同じ事がMotoGPにも言えます。
 もてぎはコース性能が不足しています。

 ツインリンクで「レース」が展開できるのは、GP250クラスまでがせいぜいではないだろうか?250の「名レース」は、2000年の加藤大治郎と中野真矢の伝説的マッチレースを始めとして、きっといくつもあげる事ができる。
 
 たぶん本当に向いているのは、走った身で好き勝手申しますが、GPMONOクラスとか、ミニバイククラスのオートバイが大量に走る耐久レースとか。

 これからも、ツインリンクもてぎでMotoGPが開催されるならば(あるいは、「もてぎでしか開催されないならば、仕方がないから」)、観戦には行きます。
 でもこれは、ひとつ前のコラムで「フジテレビのF1地上波中継は、視聴者をバカにしている」と述べるのと同じ理由で、ツインリンクもてぎでのMotoGP開催は、主催者から、「こんなもんで何とか・・・」とメッセージされているようなもので、お客さんをバカにしています。
 あのレースを持ってして、「MotoGPのレースを観た」とは、思いたくないです。鈴鹿サーキットでのグランプリが、どれだけまともな「レース」だったか、それすら知らない観客が増えてゆくのは、長い目で見て本当に良い事なのか?

 ワールドカップサッカーが、フットサルの小さなグラウンドで行われて、しかもフル人数の11人対11人が人口密度オーバーで密集するような試合を見せられて、「これがワールドカップですよ」と言われたら、誰だって怒るでしょ?

 ツインリンクもてぎと鈴鹿サーキットは、共にHONDAを母体とする企業です(正確な表現を欠いているかもしれませんが、大雑把に言って、そうなはず)。
 両サーキットとも別企業であったものが、最近確か、両サーキットが合併して同じ企業になったはずです。いままでは、「同グループの別会社」に配慮して、興行を分け合っていたかもしれないけれど、そろそろ、それぞれのサーキット性能にふさわしいレースを仕分けると良いのではないでしょうか?

 MotoGPは、日本では、鈴鹿サーキットで開催されるべきだと思います。

 「大きな事故が起きたから再開が難しい」?
そこを再開に持ってゆくのが(安全対策、関係者/観客への十分な説明等々)、オトナの手腕でしょう。
 もしもそういった理由を含めて、本当に開催にふさわしい鈴鹿サーキットでの開催もかなわないようなら、いっそ日本での開催は1度やめてしまえば良いのではないでしょうか?
 MotoGPは、おいそれとは参戦も観戦も出来ないプレミアムレースであって良いと思います。もう一度、「海の向こうの、手が届かない夢のグランプリ」に戻してしまえば、日本で我々が、本当はどれくらいMotoGPを、オートバイレースを、オートバイを、愛しているのかそれとも愛していないのか、わかるのではないだろうか?
 再度日本で開催される努力をすれば、どれだけ価値のあるものか、みな再認識すると思います。それで再開されないなら、本当の熱意はその程度のものだったのです。 それでも観たければ貴重な外貨を買って海外に観に行く。僕は行く。今なら出来るし、自分の仕事がモノにならない超貧乏時代にも、そうしていた。
 それくらいには「俺は好きだよ」と言える。

 もてぎでのGP開催は、オーガナイズ面に関しては素晴らしい努力を積み重ねていて、観戦環境は年々快適になってきていると感じます。車両の駐車場への配分/誘導はじめ、「よく考えて、よく出来ていて、よくやってくれているなあ」と、それはお金を払って観戦するものとして、感動します。
 ですので、「もてぎでのGPはつまらん」という言い方が、もしも関係するどなたかを傷つけてしまったら、ごめんなさい。普段からお世話になっているというのに。
 ただやはり、そうした人的サービスの充実と、デフォルトのサーキットコースの性能自体は別問題です。
 ツインリンクもてぎには、ツインリンクもてぎならではのサーキット性能があります。それは営業開始当初から題目としていた、「参加型」サーキットであることだと思います。

 僕も僕らも、相変わらずユーザーとしてはむしろ「もてぎ」を多いに遊び続けますから、MotoGPは、同じ会社内の鈴鹿サーキットに返してみませんか?

 本物のグランプリ最高峰レースを、ここ数年、日本で観る事が出来ないでいます。
僕は、もう一度それを観たい。


 ぷんすか怒っているついでにもうひとこと。
 MotoGPのテレビ放映をする日本テレビ。地上波にてMotoGPの生中継をしてくれるのはまったく「良し」としましょう。
 反面、お金を払って衛星放送契約をしてCM無しの映像を買っているつもりのCS放送視聴者に対して、生中継なし、日曜深夜に録画放送というのは、いったい何を考えているのだろう?
 「地上波の視聴率を上げたい」という思惑以外に、素人として考えられることが思い浮かばない。
 
 どんなことにせよ、お金を払ってくれるお客さんをバカにし続けると、やがてしっぺ返しは来るのではないだろうか?
 併せて「金出してんだから」という態度で、何を言ってもやっても良い、てものでもありません(常に自戒も含め)。
 お金は大切に扱いましょう。人に渡すときに投げたりしちゃいけません。受け取るときにも受け取り方の礼儀があります。
 正しいお金持ちは、正しくお金を扱ってますよ。
 正しくお金を扱わない人は、いっときのあぶく銭がすぐに離れてゆきます。

 話それた?
 いや、当面の現代社会での「ものごとのまっとうなやりとり(交換)」の礼儀の話です。これもたぶん。

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漫画家のなり方
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「漫画家のなり方」
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第0章 はじめに

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第1章 漫画雑誌の終焉

/その1 漫画雑誌はもう・・・


/その2 なぜ雑誌をなくせないのか

/その3 漫画雑誌が果たしていた役割
//1 雑誌で必ず毎回新作漫画が読めた
//2 漫画の週刊生産は困難なのか?

//3 漫画家に締め切りを与えることができた
//4 編集者自身が果たしていた役割
//5 デザインや製版 もろもろの作業のコストと労力を雑誌が負ってくれていた
//6 作画アシスタントの紹介をしてもらえた

/その4 漫画に必要な様々なことをどのように確保するのか


第2章 「紙の雑誌に代わるもの」の可能性

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第3章 制作費や原稿料や著作権や契約書のこと

/その1 原稿料は 漫画の制作費なのか?
//1 制作にかかるお金
//2 原稿料とは? その他必要なお金のことも
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/その2 漫画の制作費は どこがどのように出すのか?

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第4章 再度 本論執筆にあたり

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/その2 漫画家になりたいのに、なれない人が多すぎる
//1 なにかが間違っているのではないか?
//2 余裕あんなぁ みんな/「才能神話」に飛び蹴りを


/その3 「姿勢」について 技術論以外のすべてのこと

/その4 キミには才能はある! あとはモノを考えるだけ

/その5 漫画家になりたいと思う前提として


第5章 “漫画家”になるのか、“漫画を好き”でいるのか

/その1 漫画を好きでいるための みっつの方法

/その2 ひとつめの方法 読者でいること

/その3 ふたつめの方法 趣味で漫画を描くこと


/その4 漫画家の定義

/その5 みっつめの方法 漫画家になる とりあえずおすすめできません

/その6 それでも“漫画家になりたい”と思ってしまった人へ



第6章 技術論としてのおすすめ文献 10プラス1
/1 「マンガの創り方 誰も教えなかったプロのストーリーづくり」
/2 「石ノ森章太郎のマンガ家入門」
/3 「快描教室 マンガの悩みを一刀両断!!」ほか 菅野 博士(菅野 博之)さんの漫画技術関係の著作
/4 「ベストセラー小説の書き方」
/5 「書きたい!書けない!なぜだろう? 」(夢を語る技術シリーズ)
/6「ファンタジーの文法 物語創作法入門」 (ちくま文庫) 著者/ジャンニ・ロダーリ 窪田 富男(訳)
/7 「映像の原則 ビギナーからプロまでのコンテ主義」(キネ旬ムック) (単行本)
/8 宮崎駿さんの絵コンテ
/9 「新インナーゲーム 心で勝つ!集中の科学」
/10 本論「漫画家のなり方」
/11 あらゆる長編ストーリー漫画単行本の第1巻と長編ストーリー漫画作家の読み切り漫画の短編集
/12 文献を読んでいただくにあたって


第7章 漫画家に なりたい人 なる人 なれない人 ならない人

/その1 なりたい人

/その2 「本当に苦しい」段階を経て、「なる人」になります


/その3 漫画家になれない人
//1 あいさつが出来ない 目を見て話が出来ない
//2 知識の多さだけで自信をもってしまっている
//3 批判することで自己形成してしまっている
//4 手数より口数が多くなっている

//5 ブログで、好き勝手に「ネガ」をひけらかしている
//6 漫画以外の「好きなこと」をひけらかしている
//7 「タダでもいいから載せて欲しい」と言ってしまう その発想は地獄の門の入り口 それを口にしてしまうことは仕事をする者として万死に値する
//8 プロですらないのに「自分がやりたいのはこのジャンルだけ」と言ってしまう


~インターミッション~
/著作権の文献 ご紹介


//9 明日もやはり描かない
//10 こんなに描いたのになぜダメなんだ、と言ってしまう
//11 例えば、絵がうまい 絵がうまいだけ
//12 昨日/先月/去年を思い返してみて、何にも変わっていない

//13 何にも変わっていないことを、自分以外の何かのせいにしてしまう
//14 感情をあらわにしすぎる
//15 やせ我慢が出来ない
//16 「こんなこと、漫画家になれるかどうかとは関係ないでしょ!?」と思ってしまう 口にしてしまう
//17 「わかってるよ そんなこと」と思ってしまう 口にしてしまう
//18 “載らないと死んでしまう、読んでもらえないと生きてゆけない” というわけではない人


/その4 ならない人

/その5 年齢について


第8章 最初の漫画 最初の1作を描いてみる

/その1 とにかく描き上げる

/その2 嵐のように襲い来る、万能感と無力感

/その3 恐怖 「描き上げたくない病」


/その4 誰も言っていないのに、勝手にダメだとか言わない

/その5 完成 おめでとう!

/その6 ホントにその第1作目の漫画は、素晴らしい。ステキです。

/その7 他人に見せる 出版社、漫画雑誌編集部に持ってゆく


/その8 編集者のどんな対応にもビックリしない

/その9 そのまま雑誌に載る場合

/その10 何作か描いて、雑誌に載る場合


/その11 付記 「ネーム」とは?


第9章 最初に雑誌に載るまで

/その1 編集者とのやり取りが再度始まる

/その2 自分の中の「よいイメージ」を絶対に守り通す

/その3 よい打ち合わせとは?

/その4 打ち合わせを何となく持ち帰らない

/その5 直せと言われたら、その場ででも直すつもりで


/その6 編集者とのやりとり しっかりね

/その7 感情を荒げる利点は少ない

/その8 転んだ時にタダで起き上がっていては 死にます

/その9 ここでも嵐のように襲い来る、万能感と無力感

/その10 雑誌に掲載されていることをイメージする

/その11 ここでも、とにかく描き上げる


/その12 最初に雑誌に載る、いくつかのパターン そのことにどうしても言及したい いくつかも含めて

インターミッション 2
/デジタルとコンピュータのこと おすすめの本


インターミッション 3
/良い本が どんどん在庫切れや絶版だ 絶句



第10章 雑誌に1本載った ここから先に進む時の覚悟

/その1 まだ、本論の定義での「プロ」ではありません

/その2 ブログ 連絡手段の必須として


/その3 喜んで席を譲る連載作家はいません サバイバルだぜ

/その4 速く たくさん 描くことでしか手に入らないことがある

/その5 描きたいペース 描きたいスタイル


/その6 プロになって そののち10年後もプロでありたいかどうか

/その7 死守するものを定める


/その8 雑誌の枠内やジャンルの枠内で作風をつくってしまう危険について


第11章 プロになりたいと思う かどうか

/その1 自分の「名」で「生き死に」をしようと思うかどうか

/その2 「エンターテインメント」の、日本語訳 わかりますか?


/その3 読み手のために漫画に仕えることと それが自分のためであることの一致

/その4 不安なのは、みな、同じです


~インターミッション 4~

/その5 アシスタントについて またはプロ以前の時代について

/その6 “漫画家のアシスタント”は “不本意”だが“みじめ”ではない


/その7 付記 漫画家がアシスタントに手伝ってもらうということ


第12章 アシスタントの日々になすべきことについて

/その1 生きてその仕事場を出る


/その2 ものを考えましょう 人に自分を委ねてはならない

~インターミッション5 おすすめ文献 さらに~
/一冊目 「人体のしくみ」
/二冊目 「ブックデザイン」
/三冊目 「デザインの自然学」


/その3 いちど自分のいままでのスタイルがすべて崩れます ビックリしないように

/その4 モノとお金以外のすべてを盗む

/その5 漫画家さんの振る舞いの全ては参考になる とにかく学ぶ

/その6 他者の作品制作に全霊で仕え、力は使い切り、しかし疲れずに帰る

/その7 漫画/漫画雑誌をたくさん読む 好き嫌いや批判を脇において

/その8 仕事場で我を出さない 感情で仕事場の空気を揺らさない その仕事場の空気はタダじゃねえぞ

/その9 自分の不満の表明のためにふてくされてはならない

/その10 人の漫画の手伝いをして、漫画を描いた気にならないようにする

/その11 仕事の合間は「お休み」ではないです 漫画を描く 描く準備をする

/その12 月に2本以上ネームを描いてください

/その13 漫画家は、ホームを通過する特急電車 アシスタントはホームに立つ人

/その14「引き出しを増やす」のウソ 脳の「インプット」と「アウトプット」について

/その15 代案を出せて初めて「批判」と言える

/その16 否定の言葉でしゃべらない タメ息などつかない しゃべりすぎて気持ちよくなっちゃったらいけない

/その17 自分を大きく見せてもしかたない(尊大さのワナに気をつける)

/その18 自己卑下のワナに気をつける(小さく見せてもしかたない)

/その19 編集者/雑誌/読み手をバカにした時点で、バカは自分です

/その20 テレビが「表現媒体」ではなく「広告」であることについて

/その21 幸せそうな人を 「幸せそうでいいよね」と思う想像力の欠如と決別する

/その22 死なない程度に、たくさん恥をかき、傷付いていい

/その23 アシスタント時代に太ったりやせたり眠れなくなったり腰痛になったり 心や体を悪くしている場合ではないです

/その24 目くそ鼻くそ同士でギスギスしない

/その25 アシスタント仲間をライバルにしない 仮想敵は少し高めに設定する

/その26 アシスタント仲間を戦友にする 孤立してはならない

/その27 「プロのアシスタント」について

/その28 漫画家の重力 人の仕事場の引力

/その29 漫画家の寝首を掻く(ホントに殺しちゃダメだよ)

/その30 いま 「どうぞ連載を」と言われたら 自分自身のようなスタッフに手伝ってもらって 月に1本 週に1本 漫画原稿を仕上げられますか?

/その31 いま描いている漫画やネームは そのまま雑誌に載って 他の作品と渡り合えますか?

/その32 少し余談 今だからこう書ける 許してあげて欲しい「漫画家の挙動不審」あれこれ

/その33 仕事場を辞めること あ、それから、お金ありますか?


第13章 絶対に漫画家になれる「漫画家のなり方」教えちゃいます


番外編 印刷会社さんに「社会科見学」(また長文です)

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