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いやな夏の始まり2 西日本豪雨災害

「政府 非常災害対策本部設置」の報、この8日の朝にようやく。

立ち上がらず騒ぎになってたけど、ようやく設置された。
今回、本当に設置しないんじゃないか、なぜなら総理大臣がどうしても週明けからフランスに遊びに行きたくて、設置すると遊びに行けなくなるから…と。

これでなお、「この上で週明けに首相がフランスに出かけたら本当に驚く」と書く人もいるけど、僕は、僕たちが総理大臣に選んだ63歳児さんは、それでも出かけてしまうんじゃないかなと思う。
どうしても遊びに行きたい気持ちを抑えられないんじゃないかなあ。
(追記/最終的には代理を立てて、行かずに終わった)

今回の豪雨災害は、今の時点で、よくてまだ折り返し点くらいかと思う。
被害者数は、ここまでにカウントされた単位があとひとつふたつは簡単に積み重なるのではないか。
(追記/この、イヤな予感も的中した。この原文をツイッターにリアルタイムでアップした際の犠牲者数から、最終的にさらに3〜4倍の犠牲者数になった。)

列島の西半分、行ったことある場所やお店や「知っている人」が「被災」していく様子を、無事な自分が手元で「眺める」。
なにこの地獄。
3.11の際にはまだ僕は少し、普及したばかりのツイッターなどが、新しい「社会を助けるツール」になるかも、と、甘い希望を持っていた。

個人発信の情報の早さは革新的で、その渦を上手く行政が掬い上げれば、多くの困っている人危機に瀕している人が助かるのではないかと。

結果は真逆だったけど。

何十何百の個人の「今、私、この場所で、身の危険が。助けて」というツイートが拡散されるとして、目にしてしまったこちら(個人)は、その都度わざわざ自分で助けに出かけられるわけがない。
お金も時間もないし、何よりも、間に合わない。

だから、助けに行きたいけれど行けない私たち個人個人の代わりに、警察・消防・自衛隊・その他の行政がある。

その行政能力の維持のために、私たちは税金を払っている。

現実には、行政のおそるべき身の重さが露呈するばかりで(以前からそうだったことが、この最近になってさらに可視化されただけなのだけど)、沢山の個人は何もできないまま末端で(端末で)情報の投げ合いと食い潰し合いをして、文字列の向こう側で人が波と毒に飲み込まれていくのを眺めるという、最新の地獄が現れたのだった。

東京(行政のトップ)の目線に立つと、「大雨の被害」って、「東京から遠い田舎の大地震」よりも、さらに軽く見られる条件が多いのだろう。
港町全部があっという間に津波に飲まれた訳でもないし、発電所の建物が大爆発した映像もない。
「絵にならない」し、超広域での「地味」な被害の総体が掴み辛い。

だからこそ(個人レベルではどうにもできないからこそ)、こうした種類の災害にこそ、「国を挙げて」迅速に全力を投入して、被害を最小限にする必要がある。
人的被害も少なくできるだろうし、以後に及ぶ被害総額も少なくできる。
人道の問題じゃなくて、費用効率の問題でドライに考えてもそうあるべき。

その為に税金を払っている。
社会のハードとソフトの地道な日々のメンテナンスと、災害非常時の対応能力を維持するために。
「行政の腰が重い」という時それは、正しく富の再分配が行われていない(税金が正しく使われていない)ということを意味する。

僕はその面で総論的に日本はもうダメだろうと思う。

行政機能の経年劣化がとっくに限界を超えている。
加えて、そのことに責任を負うべき行政のトップ、ルールのアップデートをして行政能力の刷新を行うべき立法のトップ、彼らが何をしていたかというと、この豪雨災害と、その端緒にあたるタイミングで執行されたオウム事件実行犯の死刑にわざわざ被せるようにして、身内の宴会を開いて、そのことを隠そうとも、悪びれようとさえもしない様子を見せつけた。

「その木を切り倒すな」「あの建物に火をつけるな」という叫びは、木に斧が入る前、建物に火を放つ前なら有効だけれど、すでに「富の再分配システム」としての「日本」に関しては、斧を入れ終わって倒れていく巨木、火が回って焼け落ちていく建物なのだと思う。
その局面で「木を切り倒すな」という叫びは、は無力という以前に無意味だ。

えらく人間の数が増えてしまって、それなりの国土の広さもあるから実感しにくいかもしれないけど、もうこの国に人的資源が無尽蔵な訳でも、お金がどこかに沢山ある訳でもないんですよ。
人材はスカスカ。
お金も、誰にも、どこにも、本当は無いです。
みんな、東京に行けばまだあると思って東京に行くけど、無いです。

給料取りではなくどんな規模でも「いち経営者」として少し人生を過ごしたなら、少し想像すればこの国の全体的な収支やお金の回し方使い方、変で、「ヤバい絶対これ色々回らないって」と察せると思うんだけどね。
国家の総体を俯瞰しても、田舎に住んで家の前の道路のアスファルトが修繕されないままなのを見ても。

東京では巨大過ぎて茫漠と掴み辛かった「社会の構造の全体像」みたいなものは、それを経験して田舎に移ると、アホみたいに単純でわかりやすい。
地元の役場に一度足を運んで、そこの人々の醸す空気を吸って、家までの風景に何があって何がなくて、インフラのメンテにどれだけお金が回っているかを見れば。

そこで出てくる結論は、「もう日本のどこにも、これ以上の人材の替えもなければ、お金も無い」という単純な現実。
政治家は地元に、形と絵になる「ハコモノ」じゃないと存在感を示せないものだから、地味な社会基盤のメンテナンスにお金を回す仕組みを作らずに来てしまった。
田舎の道路の白線は、カスカスです。

加えて年々このように繰り返される災害や人災で、メンテさえしておけばまだ使えたかも知れない社会インフラが、小さく深く広くダメージを受けて続け、気持ちよく住めてたかもしれない場所が、じわじわ減っている。
2011年の紀伊半島台風被害で多くの集落が未だ無人で実質遺棄されてるのを僕は見てきた。

「もうダメだ」と思うのは、じゃあ例えばたった今から、地味な国土のメンテに、万全な富の再分配をしましょう、ということになったとしても、もう遅いだろうということ。
「建物は焼け落ちかけている」。
メンテには手遅れすぎるし、量が多いし、人は少ないし、お金足りない。
システムの破綻しかない。

それでも、もちろん、「国破れても山河ある」し、「日本はもうダメ」なのと「生きている私たちももうダメ」なのは別なんで、生きていくしかないし、どう生きるかって話はもちろん続くのだけど、残った「山河」がボロボロで使い物にならない気味なのが、例えばイタリアやスペインやフランスといった、観光資源が自国経済を大きく助けられる国々と比べて、悔しく悲しいことです。
彼らの国のようには難しい。

まず雨が上がり、とにかく皆が、ひと息つけますように。
僕の税金も含めて皆のお金が、手早く、誰かの空腹やがっかりを少しでも助けてあげられるような使われ方をしますように。
(追記/この儚い期待もまた、大きく分かりやすく裏切られる・・・どころか、ここから先の2018年の夏、日本はとても過酷な出来事に次々と見舞われることになるのでした)

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//2 漫画の週刊生産は困難なのか?

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//5 デザインや製版 もろもろの作業のコストと労力を雑誌が負ってくれていた
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//2 原稿料とは? その他必要なお金のことも
//3 誰も 「原稿料だけではやっていけない」と教えてくれなかった
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/その2 漫画の制作費は どこがどのように出すのか?

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//2 余裕あんなぁ みんな/「才能神話」に飛び蹴りを


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/その5 漫画家になりたいと思う前提として


第5章 “漫画家”になるのか、“漫画を好き”でいるのか

/その1 漫画を好きでいるための みっつの方法

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/その3 ふたつめの方法 趣味で漫画を描くこと


/その4 漫画家の定義

/その5 みっつめの方法 漫画家になる とりあえずおすすめできません

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第6章 技術論としてのおすすめ文献 10プラス1
/1 「マンガの創り方 誰も教えなかったプロのストーリーづくり」
/2 「石ノ森章太郎のマンガ家入門」
/3 「快描教室 マンガの悩みを一刀両断!!」ほか 菅野 博士(菅野 博之)さんの漫画技術関係の著作
/4 「ベストセラー小説の書き方」
/5 「書きたい!書けない!なぜだろう? 」(夢を語る技術シリーズ)
/6「ファンタジーの文法 物語創作法入門」 (ちくま文庫) 著者/ジャンニ・ロダーリ 窪田 富男(訳)
/7 「映像の原則 ビギナーからプロまでのコンテ主義」(キネ旬ムック) (単行本)
/8 宮崎駿さんの絵コンテ
/9 「新インナーゲーム 心で勝つ!集中の科学」
/10 本論「漫画家のなり方」
/11 あらゆる長編ストーリー漫画単行本の第1巻と長編ストーリー漫画作家の読み切り漫画の短編集
/12 文献を読んでいただくにあたって


第7章 漫画家に なりたい人 なる人 なれない人 ならない人

/その1 なりたい人

/その2 「本当に苦しい」段階を経て、「なる人」になります


/その3 漫画家になれない人
//1 あいさつが出来ない 目を見て話が出来ない
//2 知識の多さだけで自信をもってしまっている
//3 批判することで自己形成してしまっている
//4 手数より口数が多くなっている

//5 ブログで、好き勝手に「ネガ」をひけらかしている
//6 漫画以外の「好きなこと」をひけらかしている
//7 「タダでもいいから載せて欲しい」と言ってしまう その発想は地獄の門の入り口 それを口にしてしまうことは仕事をする者として万死に値する
//8 プロですらないのに「自分がやりたいのはこのジャンルだけ」と言ってしまう


~インターミッション~
/著作権の文献 ご紹介


//9 明日もやはり描かない
//10 こんなに描いたのになぜダメなんだ、と言ってしまう
//11 例えば、絵がうまい 絵がうまいだけ
//12 昨日/先月/去年を思い返してみて、何にも変わっていない

//13 何にも変わっていないことを、自分以外の何かのせいにしてしまう
//14 感情をあらわにしすぎる
//15 やせ我慢が出来ない
//16 「こんなこと、漫画家になれるかどうかとは関係ないでしょ!?」と思ってしまう 口にしてしまう
//17 「わかってるよ そんなこと」と思ってしまう 口にしてしまう
//18 “載らないと死んでしまう、読んでもらえないと生きてゆけない” というわけではない人


/その4 ならない人

/その5 年齢について


第8章 最初の漫画 最初の1作を描いてみる

/その1 とにかく描き上げる

/その2 嵐のように襲い来る、万能感と無力感

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/その4 誰も言っていないのに、勝手にダメだとか言わない

/その5 完成 おめでとう!

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/その7 他人に見せる 出版社、漫画雑誌編集部に持ってゆく


/その8 編集者のどんな対応にもビックリしない

/その9 そのまま雑誌に載る場合

/その10 何作か描いて、雑誌に載る場合


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第9章 最初に雑誌に載るまで

/その1 編集者とのやり取りが再度始まる

/その2 自分の中の「よいイメージ」を絶対に守り通す

/その3 よい打ち合わせとは?

/その4 打ち合わせを何となく持ち帰らない

/その5 直せと言われたら、その場ででも直すつもりで


/その6 編集者とのやりとり しっかりね

/その7 感情を荒げる利点は少ない

/その8 転んだ時にタダで起き上がっていては 死にます

/その9 ここでも嵐のように襲い来る、万能感と無力感

/その10 雑誌に掲載されていることをイメージする

/その11 ここでも、とにかく描き上げる


/その12 最初に雑誌に載る、いくつかのパターン そのことにどうしても言及したい いくつかも含めて

インターミッション 2
/デジタルとコンピュータのこと おすすめの本


インターミッション 3
/良い本が どんどん在庫切れや絶版だ 絶句



第10章 雑誌に1本載った ここから先に進む時の覚悟

/その1 まだ、本論の定義での「プロ」ではありません

/その2 ブログ 連絡手段の必須として


/その3 喜んで席を譲る連載作家はいません サバイバルだぜ

/その4 速く たくさん 描くことでしか手に入らないことがある

/その5 描きたいペース 描きたいスタイル


/その6 プロになって そののち10年後もプロでありたいかどうか

/その7 死守するものを定める


/その8 雑誌の枠内やジャンルの枠内で作風をつくってしまう危険について


第11章 プロになりたいと思う かどうか

/その1 自分の「名」で「生き死に」をしようと思うかどうか

/その2 「エンターテインメント」の、日本語訳 わかりますか?


/その3 読み手のために漫画に仕えることと それが自分のためであることの一致

/その4 不安なのは、みな、同じです


~インターミッション 4~

/その5 アシスタントについて またはプロ以前の時代について

/その6 “漫画家のアシスタント”は “不本意”だが“みじめ”ではない


/その7 付記 漫画家がアシスタントに手伝ってもらうということ


第12章 アシスタントの日々になすべきことについて

/その1 生きてその仕事場を出る


/その2 ものを考えましょう 人に自分を委ねてはならない

~インターミッション5 おすすめ文献 さらに~
/一冊目 「人体のしくみ」
/二冊目 「ブックデザイン」
/三冊目 「デザインの自然学」


/その3 いちど自分のいままでのスタイルがすべて崩れます ビックリしないように

/その4 モノとお金以外のすべてを盗む

/その5 漫画家さんの振る舞いの全ては参考になる とにかく学ぶ

/その6 他者の作品制作に全霊で仕え、力は使い切り、しかし疲れずに帰る

/その7 漫画/漫画雑誌をたくさん読む 好き嫌いや批判を脇において

/その8 仕事場で我を出さない 感情で仕事場の空気を揺らさない その仕事場の空気はタダじゃねえぞ

/その9 自分の不満の表明のためにふてくされてはならない

/その10 人の漫画の手伝いをして、漫画を描いた気にならないようにする

/その11 仕事の合間は「お休み」ではないです 漫画を描く 描く準備をする

/その12 月に2本以上ネームを描いてください

/その13 漫画家は、ホームを通過する特急電車 アシスタントはホームに立つ人

/その14「引き出しを増やす」のウソ 脳の「インプット」と「アウトプット」について

/その15 代案を出せて初めて「批判」と言える

/その16 否定の言葉でしゃべらない タメ息などつかない しゃべりすぎて気持ちよくなっちゃったらいけない

/その17 自分を大きく見せてもしかたない(尊大さのワナに気をつける)

/その18 自己卑下のワナに気をつける(小さく見せてもしかたない)

/その19 編集者/雑誌/読み手をバカにした時点で、バカは自分です

/その20 テレビが「表現媒体」ではなく「広告」であることについて

/その21 幸せそうな人を 「幸せそうでいいよね」と思う想像力の欠如と決別する

/その22 死なない程度に、たくさん恥をかき、傷付いていい

/その23 アシスタント時代に太ったりやせたり眠れなくなったり腰痛になったり 心や体を悪くしている場合ではないです

/その24 目くそ鼻くそ同士でギスギスしない

/その25 アシスタント仲間をライバルにしない 仮想敵は少し高めに設定する

/その26 アシスタント仲間を戦友にする 孤立してはならない

/その27 「プロのアシスタント」について

/その28 漫画家の重力 人の仕事場の引力

/その29 漫画家の寝首を掻く(ホントに殺しちゃダメだよ)

/その30 いま 「どうぞ連載を」と言われたら 自分自身のようなスタッフに手伝ってもらって 月に1本 週に1本 漫画原稿を仕上げられますか?

/その31 いま描いている漫画やネームは そのまま雑誌に載って 他の作品と渡り合えますか?

/その32 少し余談 今だからこう書ける 許してあげて欲しい「漫画家の挙動不審」あれこれ

/その33 仕事場を辞めること あ、それから、お金ありますか?


第13章 絶対に漫画家になれる「漫画家のなり方」教えちゃいます


番外編 印刷会社さんに「社会科見学」(また長文です)

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