2012.3.12【東京離脱】こんなデモでは変わらない。

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3月11日。1年経った。
東京を離れてしまったので、頻繁に参加出来ることでもないので、この日くらいはと考えて、日比谷公園発の原発反対のデモと「国会包囲ヒューマンチェーン」に参加しようと、トンボ帰りで東京に行ってきました。

私見で結論だけ先に書いておくと、現状、残念だけれどデモが何かを決定的に変えることはないだろう。
必要な相手に決定的な影響力を持っていないと思う。

↓(自分が見た中で、一番ステキだったプラカード)

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政治的な実行力や訴求力があることがデモの定義だとしたら、自分が参加したものは、デモとは呼べないと思う。

あれでは、猟犬に誘導された、家畜のお散歩だ。

街頭行進は毎度のことなのかもしれない。
果てに企図された、「国会を人間の鎖で包囲」のアクションは、いくつか写真があるのだけれど、国会側の歩道は警察に完全に封鎖されていた(これは法的にはなんの拘束力も無いのだけれど)。

↓(何が「ご遠慮下さい」だ。)

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参加者が誘導されたのは、車道を挟んで反対側の歩道。
しかもその歩道に、さらにコーンが立てられ、「ヒューマンチェーン参加者はこの外側(つまり国会議事堂からさらに遠い側)を歩いてください」と誘導される。
参加者はそれに従っている。

元々、このイベントは、このような歩行制限が行われることを想定して、そこを争うことは企図せず、車道の外側でも良いから参加者で囲もうとしていたのだろうか?
それならば、それはそれで良い。
小競り合いも、不愉快な衝突も無くイベントが遂行されることが大切だ。

けれど、僕はたまたま(というか見てみたくて)議事堂正面玄関真ん前、主催者と覚しき方々が居る場所に居てみたけれど、先陣を担う彼らは警官たちと小競り合いをしていたし、主催者?同士が意見のぶつけ合いをして罵る場面も見た。

「車道の向こう側の歩道に行かせろ」
「いや行かせない」

・・・声を上げているこの人たちは、阿呆なのだろうか?

行けば良いじゃないか。

僕がそれをどこで見ていたかというと、コーンをまたいで歩道の車道側(つまり警官側)からだ。
そうした小競り合いを、さらに外側の車道側から「報道」の腕章を付けた人々がカメラで撮影する。腕章を付けた人間には何か、コーンの向こう側を歩いて良い許可証のようなものがあるとでも?

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僕がなぜコーンの向こう側に居たかというと、ただ、少し離れた場所からコーンを跨いで乗り越えたからだ。
警官がひとり、僕の所に来て「ヒューマンチェーンにご参加ですか?」と問うた。
僕はニコニコして「いいえ違います、散歩でたまたま…」
それだけ。

もしも、声の大きな先陣が小競り合いで口にしていたように、本当に道路向こうに踏み越えることを望んでいたのなら、ガタガタ言わずに銘々でただコーンを踏み越えれば良かっただけだ。

柵の中に飼いならされた家畜は、最後は扉の鍵がかけられていない状態でも、扉の向こうに行こうとはしなくなる。

コーンを置かれただけで、封鎖する側からの無言のメッセージを素直に受け取り、そこをただ踏み越えれば縛りは無効になるという想像力をロックさせてしまうのだとしたら、もうまったく見事な家畜だ。

ただ僕の誤解があるかもしれないから念の為もう一度、記しておこう。
あのように国会側の歩道は封鎖されていることを承知で「人間の鎖」を行うことが目標だったのなら、それは構わない。
だったらデモ主催者の先陣も、見苦しく柵の手前から警察を口汚く罵るのも、主催者?同士で平気でもめるのを見せるのも止めて、参加者にも「このコーンの外側で鎖をつなぎまーす」とスムースな進行をすればいいのだ。
コーンを踏み越える気が無いくせに、口汚く罵らない方が良い。
みっともない。

でも国会側の歩道が封鎖されていたのは、不本意だったんじゃないの?
だから罵り始め、小競り合いが為されていたんじゃないの?
ならばただ、銘々が無言でコーンを乗り越えたら良かったんじゃないの?

それをしない。
しようとする想像力や俯瞰の視点やユーモアがない?
見事な家畜根性だ。
封鎖突破の可能性がハナから無い家畜根性に煽動されたデモなどデモではない。
粛々と争いを避ける美しさもなければ、相手の虚を突く破壊力もない。
主催者、先陣で声を上げていた人々にはそう思う。

それとは別に、封鎖を乗り越えられようと乗り越えられまいと、ただ人間の鎖とキャンドルサービスに参加するために参じた多くの参加者に関しては、「なぜコーンをただ踏み越えなかったの?」という筋合いのことではない。
ただ言いたい。
「このデモでは何も変わらない」。

3月11日という日に国家議事堂を囲む。
このようなお題目があるというのに、集まった人数が少なすぎる。

先導者の家畜根性は、押さえつける側を毎度訓練させることになり、自信を与えるばかりだ。
その意味では、やればやるほど力の差が強固になる。
見事に共依存だ。

向こうは仕事だ。
どんどんスキルが上がる。

デモをするこちら側はどうだろう?
仕事ではないから、参加者は、「興味がある」「意味がある」「利がある」「実効性がある」と感じなければ、ほどなく来なくなる。
デモを見聞きして常に疑問に思うことがある。
デモに参加する人も催す人も、コスト計算をしたことがあるのだろうか?
過日のデモが、参加者1万人だったとしよう。
一人一人が、最低数百円から、ことによったら万単位の出費をしてデモに参じる。
丸一日の時間が費やされる。
1万人が、丸一日の時間を供出し、交通費自己負担で集まってくれる。
バランスシートを管理する経営者なら、これがどれほど多大な「得難い資源」か想像出来る。
その人的資源を集約して何らかの目標達成をしようとして「デモ」になるのだけれど、成果はあまりにも貧弱なままだ。
生産性も低ければ、効率を語るレベルでもない。
「気持ち」で集められ、「気持ち」で総括される。
実際にどれだけの成果があがったのか検証される機会は見当たらない。
それは、デモを経営する人間(主催者)のレベルの問題なのだけれど、前述のように、引かれた境界線の手前から口汚く罵る、あるいは先導者(主催者?)らしき立場の者同士が罵り合っている。
常識的に考えて、客や出資者を前にそんな醜態をさらすようなレベルの経営者に、何かの成果を生み出すことは期待出来ない。
とりわけ、先陣を切っているはずの人間同士の言い争いが、楽屋裏のレベルで解決出来ていなかったことに僕はガッカリしたのだと思う。
取り締まる警察組織がもしも現場で内紛していたら、笑うでしょ?
それはつけ込むチャンスだとさえ思うでしょ?
デモを仕切る側がそういう種類の致命的な醜態を平気で晒してしまっているということに気付いていない様子だ。

「原発に反対したい」
「原発が無くなって欲しい」
という気持ちの無駄遣いに思える。

数百円~数万円×1万人×丸一日・・・
頭が良い人がその資源を使えば、他のことがいくらでも出来るのではないだろうか。
(そういうことは取り締まる側が上手にやっているのか・・・)

権威をまとうことで自信を持っている様子の人間がやってきて、チョークで線を引いただけで、その囲いから脚を踏み出すことを躊躇ってしまうような家畜根性。
エンガチョかよ。
その家畜根性の心のクセを、少なくとも先陣を切る人間が自ら解除して、「この貴重な人的資源でどのように戦うか」という兵站の観念(ある意味戦争なのだから)、経営観念が伴わない限り、日本で「デモ」と呼ばれるものが実効的な力を持つことはないと思う。

例えばJリーグのサポーターの結束力や組織力や運営力のようなものの方が、対コスト、効率、帰って来る結果、を考えても強い。
(でもやっぱり組織同士の内紛とか、あるのかしら・・・?)

ベルリンの壁崩壊を引き起こしたヨーロッパピクニックの圧倒的な数的迫力には程遠い。
3月11日にこれなのだから、他に、いつ、何をやっても、今のままでは同じことだろう。

デモでは変わらない。
少なくとも今のままでは。

かつて、そんな風に思い知らされて、「あ、デモをやってると損だわこの社会、たはは・・・」と悟った世代がいる。
「原発のある社会」は、その世代がその悟りと共に「まあそれでも楽しい社会を作りましょう」と推し進めてより強固に出来上がったものだと自分は考える。

そんな世代を含めて、
「デモなんて無力で損するだけだからやめときな」
「何かを主張するのもやめときな」
と言われて収めて良いことではないのだ。

もちろん怒りがおさまっているわけではない。
自分も、あなたも、そうでしょ?

何とかせねばとは思っている、わかっている。

どうしたものだろうか。

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/その5 漫画家になりたいと思う前提として


第5章 “漫画家”になるのか、“漫画を好き”でいるのか

/その1 漫画を好きでいるための みっつの方法

/その2 ひとつめの方法 読者でいること

/その3 ふたつめの方法 趣味で漫画を描くこと


/その4 漫画家の定義

/その5 みっつめの方法 漫画家になる とりあえずおすすめできません

/その6 それでも“漫画家になりたい”と思ってしまった人へ



第6章 技術論としてのおすすめ文献 10プラス1
/1 「マンガの創り方 誰も教えなかったプロのストーリーづくり」
/2 「石ノ森章太郎のマンガ家入門」
/3 「快描教室 マンガの悩みを一刀両断!!」ほか 菅野 博士(菅野 博之)さんの漫画技術関係の著作
/4 「ベストセラー小説の書き方」
/5 「書きたい!書けない!なぜだろう? 」(夢を語る技術シリーズ)
/6「ファンタジーの文法 物語創作法入門」 (ちくま文庫) 著者/ジャンニ・ロダーリ 窪田 富男(訳)
/7 「映像の原則 ビギナーからプロまでのコンテ主義」(キネ旬ムック) (単行本)
/8 宮崎駿さんの絵コンテ
/9 「新インナーゲーム 心で勝つ!集中の科学」
/10 本論「漫画家のなり方」
/11 あらゆる長編ストーリー漫画単行本の第1巻と長編ストーリー漫画作家の読み切り漫画の短編集
/12 文献を読んでいただくにあたって


第7章 漫画家に なりたい人 なる人 なれない人 ならない人

/その1 なりたい人

/その2 「本当に苦しい」段階を経て、「なる人」になります


/その3 漫画家になれない人
//1 あいさつが出来ない 目を見て話が出来ない
//2 知識の多さだけで自信をもってしまっている
//3 批判することで自己形成してしまっている
//4 手数より口数が多くなっている

//5 ブログで、好き勝手に「ネガ」をひけらかしている
//6 漫画以外の「好きなこと」をひけらかしている
//7 「タダでもいいから載せて欲しい」と言ってしまう その発想は地獄の門の入り口 それを口にしてしまうことは仕事をする者として万死に値する
//8 プロですらないのに「自分がやりたいのはこのジャンルだけ」と言ってしまう


~インターミッション~
/著作権の文献 ご紹介


//9 明日もやはり描かない
//10 こんなに描いたのになぜダメなんだ、と言ってしまう
//11 例えば、絵がうまい 絵がうまいだけ
//12 昨日/先月/去年を思い返してみて、何にも変わっていない

//13 何にも変わっていないことを、自分以外の何かのせいにしてしまう
//14 感情をあらわにしすぎる
//15 やせ我慢が出来ない
//16 「こんなこと、漫画家になれるかどうかとは関係ないでしょ!?」と思ってしまう 口にしてしまう
//17 「わかってるよ そんなこと」と思ってしまう 口にしてしまう
//18 “載らないと死んでしまう、読んでもらえないと生きてゆけない” というわけではない人


/その4 ならない人

/その5 年齢について


第8章 最初の漫画 最初の1作を描いてみる

/その1 とにかく描き上げる

/その2 嵐のように襲い来る、万能感と無力感

/その3 恐怖 「描き上げたくない病」


/その4 誰も言っていないのに、勝手にダメだとか言わない

/その5 完成 おめでとう!

/その6 ホントにその第1作目の漫画は、素晴らしい。ステキです。

/その7 他人に見せる 出版社、漫画雑誌編集部に持ってゆく


/その8 編集者のどんな対応にもビックリしない

/その9 そのまま雑誌に載る場合

/その10 何作か描いて、雑誌に載る場合


/その11 付記 「ネーム」とは?


第9章 最初に雑誌に載るまで

/その1 編集者とのやり取りが再度始まる

/その2 自分の中の「よいイメージ」を絶対に守り通す

/その3 よい打ち合わせとは?

/その4 打ち合わせを何となく持ち帰らない

/その5 直せと言われたら、その場ででも直すつもりで


/その6 編集者とのやりとり しっかりね

/その7 感情を荒げる利点は少ない

/その8 転んだ時にタダで起き上がっていては 死にます

/その9 ここでも嵐のように襲い来る、万能感と無力感

/その10 雑誌に掲載されていることをイメージする

/その11 ここでも、とにかく描き上げる


/その12 最初に雑誌に載る、いくつかのパターン そのことにどうしても言及したい いくつかも含めて

インターミッション 2
/デジタルとコンピュータのこと おすすめの本


インターミッション 3
/良い本が どんどん在庫切れや絶版だ 絶句



第10章 雑誌に1本載った ここから先に進む時の覚悟

/その1 まだ、本論の定義での「プロ」ではありません

/その2 ブログ 連絡手段の必須として


/その3 喜んで席を譲る連載作家はいません サバイバルだぜ

/その4 速く たくさん 描くことでしか手に入らないことがある

/その5 描きたいペース 描きたいスタイル


/その6 プロになって そののち10年後もプロでありたいかどうか

/その7 死守するものを定める


/その8 雑誌の枠内やジャンルの枠内で作風をつくってしまう危険について


第11章 プロになりたいと思う かどうか

/その1 自分の「名」で「生き死に」をしようと思うかどうか

/その2 「エンターテインメント」の、日本語訳 わかりますか?


/その3 読み手のために漫画に仕えることと それが自分のためであることの一致

/その4 不安なのは、みな、同じです


~インターミッション 4~

/その5 アシスタントについて またはプロ以前の時代について

/その6 “漫画家のアシスタント”は “不本意”だが“みじめ”ではない


/その7 付記 漫画家がアシスタントに手伝ってもらうということ


第12章 アシスタントの日々になすべきことについて

/その1 生きてその仕事場を出る


/その2 ものを考えましょう 人に自分を委ねてはならない

~インターミッション5 おすすめ文献 さらに~
/一冊目 「人体のしくみ」
/二冊目 「ブックデザイン」
/三冊目 「デザインの自然学」


/その3 いちど自分のいままでのスタイルがすべて崩れます ビックリしないように

/その4 モノとお金以外のすべてを盗む

/その5 漫画家さんの振る舞いの全ては参考になる とにかく学ぶ

/その6 他者の作品制作に全霊で仕え、力は使い切り、しかし疲れずに帰る

/その7 漫画/漫画雑誌をたくさん読む 好き嫌いや批判を脇において

/その8 仕事場で我を出さない 感情で仕事場の空気を揺らさない その仕事場の空気はタダじゃねえぞ

/その9 自分の不満の表明のためにふてくされてはならない

/その10 人の漫画の手伝いをして、漫画を描いた気にならないようにする

/その11 仕事の合間は「お休み」ではないです 漫画を描く 描く準備をする

/その12 月に2本以上ネームを描いてください

/その13 漫画家は、ホームを通過する特急電車 アシスタントはホームに立つ人

/その14「引き出しを増やす」のウソ 脳の「インプット」と「アウトプット」について

/その15 代案を出せて初めて「批判」と言える

/その16 否定の言葉でしゃべらない タメ息などつかない しゃべりすぎて気持ちよくなっちゃったらいけない

/その17 自分を大きく見せてもしかたない(尊大さのワナに気をつける)

/その18 自己卑下のワナに気をつける(小さく見せてもしかたない)

/その19 編集者/雑誌/読み手をバカにした時点で、バカは自分です

/その20 テレビが「表現媒体」ではなく「広告」であることについて

/その21 幸せそうな人を 「幸せそうでいいよね」と思う想像力の欠如と決別する

/その22 死なない程度に、たくさん恥をかき、傷付いていい

/その23 アシスタント時代に太ったりやせたり眠れなくなったり腰痛になったり 心や体を悪くしている場合ではないです

/その24 目くそ鼻くそ同士でギスギスしない

/その25 アシスタント仲間をライバルにしない 仮想敵は少し高めに設定する

/その26 アシスタント仲間を戦友にする 孤立してはならない

/その27 「プロのアシスタント」について

/その28 漫画家の重力 人の仕事場の引力

/その29 漫画家の寝首を掻く(ホントに殺しちゃダメだよ)

/その30 いま 「どうぞ連載を」と言われたら 自分自身のようなスタッフに手伝ってもらって 月に1本 週に1本 漫画原稿を仕上げられますか?

/その31 いま描いている漫画やネームは そのまま雑誌に載って 他の作品と渡り合えますか?

/その32 少し余談 今だからこう書ける 許してあげて欲しい「漫画家の挙動不審」あれこれ

/その33 仕事場を辞めること あ、それから、お金ありますか?


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