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一色登希彦 ブログ / 三重県の小さな町に在住 現在は飲食店に従事 漫画描いてました

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「漫画家の仕事なんて間もなくどこでも出来るようになるんじゃないか仮説」

そんなわけで、ちょっとの間、三重県の港町に、創作滞在と小中学生のみなさん対象の「漫画の教室」をさせてもらいに、出かけてきます。これね

僕は常々妄想してるのですが、「漫画だってそのうち世界中どこでも描けるんじゃないかな?」という考えに自分を馴らしに行く旅でもあります。


漫画を描く作業は、近年、デジタル化が進んでいます。その気になれば、「紙とペンとインクをまったく使わずに漫画を描く」ことも可能です。

週刊連載という場では、「コンピュータで漫画を描く」という作業がまだまだかなり奇妙な目で見られていた2002年頃から、僕は作業環境をデジタル化しはじめました。

そのうち、「これは、やがて日本中、いや世界中どこでも漫画が描けるようになるのではないか?」と思いはじめました。

村上春樹さんとかが、「この小説はここギリシャの、○○島で書いていて・・・」とかやってるの見ると、「おおーうらやましい!」と思っていました。文章書きの創作は、常に漫画の創作よりも早くフットワークが軽くなってきました。まずファクスでやり取りする事が出来るようになり、ワープロが出来、ネットが成立した早い時期に、「データで作品を送る」ということが可能になってしまいました。

けれど漫画だって、今は「完成原稿をデータで送る」ところまで、出来てしまいます。

何年も、僕は、折りに触れて「固定した仕事場を離れて漫画がかけないものだろうか」と夢想したり試みたりしてみました。

何年か前には、本気で海外を含めて「東京を離れた場所」に仕事場を移設してみようかとも考えました。

本気で考えると、色々見えてきます。

大きな問題のひとつは、「スタッフを連れて行くのかどうするか?」という事です。
ですからスタッフに手伝ってもらわない作業形態の作家さんなら、さらにフットワークは軽くなると思います。

これまた最近デジタル環境が整ってくると、必ずしもスタッフさんと物理的に同じ場所に居なくても、仕事を手伝ってもらう事が不可能ではなくなってきています。ネットが繋がっていれば、テレビ会議的やりとりと、データの送受信が出来ます。

「制作作業」だけでなく、「ウェブコミック」「電子書籍」などの仕組みが普及すれば、どこから送信/発信しても、世界中のどこにでも漫画を届ける事が出来ます。

だったら、固定した仕事場を離れて、補助的にでもネットが繋がれば、原理的に世界中のどこにいても漫画を描いて、漫画の仕事が出来るのではないだろうか?

もちろん極論です。

何でもかんでもデジタル化すればバラ色、なわけではないです。あべこべのことを言うようですが、「お前ら紙にペンで描いて体で覚えろ」としか言えないような「大事な事」があるように思う、という話は、何回も書いている事です。

でも、文字のお仕事や、ミュージシャンは、コンピュータとネットを駆使して、とっくに「世界中どこにいても作れる」ようになっています。

そういうやり方が、仕事のスタイルとして、選択肢のひとつに入るようになっても良いのではないかな?と思います。

今回の小日程は、そこまで大袈裟なものごとがあるわけではないですが、「漫画家の仕事なんて間もなくどこでも出来るようになるんじゃないか仮説」に、ちょっとココロとカラダを馴らしに行ってみます。

「東京じゃなければ・・・」
「出版社がなければ・・・」
「知られている雑誌に載らなければ・・・」という色々な「常識」の、どこまでが普遍的なことで、どこまでが思い込み(思い込まされ)なのか、色々知ってみたいのです。

戻ったらまたご報告します。

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