一色登希彦/ブログ 

一色登希彦 ブログ / 三重県の小さな町に在住 現在は飲食店に従事 漫画描いてました

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漫画原稿データ化の話題の続き/すなわちレコーディング→ミキシング→マスタリング→複製/流通の「規格」の話

アクセスが平時に比べて2000(2千!!)%超えそうです。ありがとうございます。

ここぞと今のうちに書いておきましょう。

わけがわからんながらも、ブログとの連動を目論んでツイッターも始めてみました。

でそこから、漫画家の内藤泰弘さんがご自身のツイッターでフォローしてくださり、えーとえーと「ハッシュタグ」というんですか?うとくてごめんなさい。「おはなしの場」のようなものです多分。を、作って下さいました。

それがただいま、大変盛り上がっています。「電子出版(しつこいようだが死語希望)」「電子書籍」「オンラインコミック」といった事柄に興味のある方は、見に行ってみて下さい。これ、URLは普遍なんですかね?このあたりもわからずやっていて、危なっかしいです。マナー違反ルール知らず等々ありましたらご指導ご鞭撻のほど。
↓こちらです。

http://twitter.com/#search?q=%23comicscan

あるいはハッシュタグ #comicscan としておけば、使い慣れている方はわかっていただけるのかしら?(ビデオ録画が出来ないおじいちゃんみたいだな。あとファックスで孫に送金しようとするおじいちゃん)

内藤泰弘さんが、作品そのものみたいな超明晰な意見をつぶやきつつ、舵取りをしてくださっています。これ関連事項の議論の中で、今一番先鋭で熱がこもってます。ご覧下さい。ツイッターて、こういう可能性があるのでは?と始めて見ましたが、見事にぶち当たりました。もうやった甲斐あった。


さて、漫画原稿の「スキャン/データ化」の話題に絞るならば、これは、音楽における「レコーディング→ミキシング→マスタリング→複製/流通の“規格づくりと合意の話”」に相当する問題だと思います。

何インチの録音テープを使うか、どんな音質か、(デジタルにおいては)どんなサンプリング周波数か、最後にiPodで聞く時はMP3規格かどうか、というところまで、「どの規格にするか」という、表層的にはテクニカルな話題です。

ただ、音楽においても、「原盤(原稿かな?漫画でこれにあたるのは)」を物理的に保有している、あるいは「原盤権を持っている」ことが、権利上大きなポイントだということと同じように、「写植(ネーム)の入った漫画原稿を持っている」ということは、大きなポイントだったはずなわけです。今までは。

それが、「電子出版」→もういいやiBooks/Kindleにしよう、iBooks/Kindle等の電子書籍が普通の世になった時に、著者である漫画家は、紙の漫画原稿であっても、デジタル画稿データであっても、「写植(ネーム)の入った完全な漫画原稿を持っている」状態になれない、ということが問題なのです。

これは多分、かなり漫画に限られた話に思えます。文字の本の著者さんは、テキストデータさえあれば、どのようにも「電子書籍」にアップしやすいだろうということはわかります。

追記/上の記述は少々乱暴だったかもしれません。「漫画の著者は文字の本の著者とは別の苦労がある」という旨を述べるために、「文字は楽だからいいけど」という言い方をしてしまっていますね。「文字の本に関してはわからないけれど、かなり漫画に限った難問が存在しています」と言い直させてください。

念のために添えると、こうした問題は、「電子書籍当たり前の世界」になった時に、必ず漫画家に特有の憂鬱な悩み事になる、と言っているわけではありません。

内藤さんが、「出版社が今後軽やかに電子出版に乗り入れて行って頂ければスキャン作業の事は概ね杞憂になると思うんですが...」とおっしゃる通りです。

ただ一方の可能性として、漫画家さんが「出版社とは関係なく電子書籍の発信/販売をしたい」となった時に、「原盤とはなんぞや!?」という問題に見舞われる、という話。そうであるなら、そうしたアクションを希望する漫画家さんは、今のうちに電子書籍時代の原盤と言える「写植(ネーム)の入った最高解像度の漫画原稿データ」を持つ必要がある、という話。その際に、ひとつ前のエントリで書いたように、今のところ出版社はそのデータを渡してくれそうにない、という話がある、ということです。

で、描き手自身でデータの確保をしたい、しなければならない、という決意をしたのなら、という方の次の話として、「「自分で手作業でやるスキャンのHOW TO」と「業者を見つけてお願いする道の模索」の2つのテーマがある感じかなあ」と内藤さんがまとめて下さっているわけです。

みなさんどうですか?

まずは、「電子書籍の発信/販売までも、もちろん出版社と一緒に出来る所はやっていきたい」か、「電子書籍の発信/販売は、作家の権利。出版社とは別に行う」とお考えになるか。

後者であればそのあとに、「スキャン/データ化は自前でやる」か、「何らかの業者/組織にお願いするか」という考察と選択が必要になる、ということだと思います。

そして、これは、前者でも後者でも、「どのような規格/品質でデータ化するか?」という問題が生じます。なにしろなんらかの「業者」は、規格を持ちません。スキャンを依頼に来た漫画家さんからの「品質指定」を受けなければ、作業に入れないわけです。

今回のタグでの議論は、主にこの最後のテクニカルなポイントに絞ってなされています。

「どんな規格/品質だと、我々は安心できるだろう? 幸せにつながれるだろう?」という話です。

また、この「スキャン/データ化」が、多くの描き手さんにとって手つかずであり、なのにシリアスこの上ない問題であるのは、「ものすごく手間がかかる」&「ゆえに、いちどやったら絶対にやり直しとかそんなことは出来ない、したくない」ものであるからです。ですから手つかずだし、標準規格がないうちは誰も始められないし、ということになってしまっているのです。

今回設けられたタグでの議論は、そのあたりの「どんな規格がいいんだろ?」という探りと、それ以前の「みんなどれだけ関心持ってるのだろ?」という探りという意味があります。

みなさんどうします?

共通規格を同意出来て少し安心ができたら。

「自分でスキャン/ネーム打ち/データ化」しますか?であれば、そのための「規格作りと合意」まで、この議論で整えてみませんか?

それとも「業者を見つけてお願いする」という流れをメインにして行きたいですか?その際にももちろん、このタグの議論で「規格作りと合意」が出来ると良いです。なおかつ、おすすめの「業者」を探し、選定/紹介しあう、というところまで出来ると良いです。

それともそれ以前の、「や、電子書籍の発信/販売も出版社と進めたい」というやり方が良いでしょうか?それであれば、今回のテクニカル議論はとりあえず興味深く見ておいて下されば良いかと思います。出版社も含めてこの「規格」の合意が出来れば、より良いですけどね。

どうであっても、漫画の先行きはまず、漫画家がゴハン食べれて必要なコストを確保出来て、安心して日々の作業が出来るかどうか、そういう環境を確保出来るのかどうか、という点にかかっていると思います。

随時書き連ね続けようと思います。


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