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一色登希彦 ブログ / 三重県の小さな町に在住 現在は飲食店に従事 漫画描いてました

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「漫画家のなり方」74

第12章 アシスタントの日々になすべきことについて

   その31 いま描いている漫画やネームは そのまま雑誌に載って 他の作品と渡り合えますか?

今、描いている、ネームや原稿。
色々と考えながら、試行錯誤しながら、描いていることでしょう。
また、様々な人の助言や意見が盛り込まれているかと想像します。

読者さんにとっては、出来がよければ、成り立ちは二の次です。

今描いている漫画は、雑誌に載ることをイメージして描いていますか?


「これ、載るかなあ? どうかなあ?」は、アウトですよ。

載るんです。その漫画は。
載るものを描いているのだと思って描いて下さい。
その上で、本当に今描いているその漫画が、その状態、その完成度で載って、見知らぬ読者さんが面白がってくれますか?

新人さんは、それを想像して、えてして別の方向にココロと努力を向けてしまいます。

まず、どんどん「丁寧に」画を描き込んで行く。
完成度が増すように考えるのかもしれませんが、作品からどんどん勢いが失われ、さらに、どこが「完成」なのか分からなくなります。

もうひとつは、第8章等で触れた、「描き上げたくない病」です。
これも、自信のなさのあまりの症状です。
無意識のうちに、現状の自分の実力の漫画が載っても、他の作品に太刀打ちできない、と考え、ステージに向かう足がすくむのでしょう。

いずれにしても、自分の作品の「手離れ」が悪くなります。

キャリアのここに来て、なお足がすくむのは、ちょっと問題です。

今、描いている作品は、
「載らなくてどうする」
「載るものを描いているのだ」
という覚悟で描くべきです。
希望の雑誌に載ることを、本当にイメージし、わくわくしながら描くべきです。

そうでない場合。まだ、「おそれ」が生じ、「足がすくみ」、「描き上げたくない病」に見舞われるなら、ここから先に進む、戦いの準備ができていません。

たとえ、何かしらの失敗や負けをくらっても構いません。
思い返せば身の程知らずだった、ということがあっても構いません。
しかし、「戦いの場に出て行ってみたくて仕方がない」という気持ちになっているべきです。
「載るか載らないか、ではない。どうあれ載るのだ。載って、自分の作品の評価を世界に問うのだ」と思えるべきです。

そして、その、今描いている作品は、雑誌に載って、他の作品と渡り合えますか?

もうすぐ、漫画家アシスタントではない自分にならなければいけません。


本章も、あと2項を残すだけです。
そうしたら、もう、そのあとは、
「アシスタントではない自分」の話が残るのみです。


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