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一色登希彦 ブログ / 三重県の小さな町に在住 現在は飲食店に従事 漫画描いてました

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「漫画家のなり方」76

第12章 アシスタントの日々になすべきことについて

   その33 仕事場を辞めること あ、それから、お金ありますか?

「アシスタントの章」、これにて最後の項です。

仕事場を、生きて出るべきです。漫画家として独立の時期が訪れたから辞めるか、漫画家になることを諦めて、別の生きる道を見つけたか。
あるいは道を見つけるために辞めるか。


もちろん変則的に、何人かの作家さんに就くことを経てプロになることもありますが、覚悟ということにおいて、プロの仕事場に入ったのなら、プロになって出るか、プロになることを諦めるかのどちらかです。
でももちろん・・・実際には「この仕事場ダメだ」と思ったらとっとと離れましょう。それもまた、自由です。その判断の責任も、もちろん自分について回ります。

漫画家になるゆえに仕事場を辞めるのであれば、ここまでの日々で、
「辞めさせていただきまして、明日から自分、漫画家です」と言えるようになっていて下さい。
あるいはそう言える見通しが立っていること。

例えば、この時点までに自分で漫画の仕事をすでに始めていて、両方を続けることがもう難しくなってきたので、辞める。
あるいは、雑誌と、編集者と、やり取りして煮詰めていた漫画の掲載が決まり、その準備のため、辞める。

漫画家さんの仕事場を辞めてしまえば、あとはもう「自分の城」を築き上げるだけです。それしかありません。
参考になるものを見ることはもう、出来ません。その自分の「城」で、本当に戦えるか、本当に生きて行けるか?自分で決めるしかありません。

仕事場を辞める。
ここまでに、全部見て、全部身に付けておいて下さい。


大事なことを書き忘れました。
お金、ありますか?貯まりました?
第3章等で書いたように、この先の初期費用として、最低100万円、できれば100万円以上のお金が必要です。
連載が決定している時点で手持ちのお金がないのなら、雑誌、編集部に掛け合い、何らかの名目のお金を供出してもらうことも可能かもしれない、あるいは原稿料の前借りが可能かどうか、話をしっかり付けておく。
その計算が、今、この時点で出来るようになっていて下さい。
これも誰も助けてくれません。
そうしたことを「なんとかなるだろう」と考えていては、いきなり終わります。
なんともなりません。
自分で何とかしておいて下さい。

次章13章で、「絶対に漫画家になれる」とても簡単な方法をご紹介しつつ、その次の14章では、「漫画家のなり方」をいちど脇に置いておいて、漫画の「技術論」として最低限必要と考えることを書きます。ここまでのことが出来ている方には、「おさらい」の意味であって欲しいです。

ここまでは、いわばプロになるまでの「装い」の話でした。
この先、「技術論」の先は、プロとしての「振る舞い」のことだけです。
その先はもう、「プロ」としていかに振る舞うか、しか書いていません。

もうあとはない。
「築城」ですよ。「いくさ」ですよ。
準備が足りてない、という方は、ここまでを何回も読み返し、実践を繰り返し、臆せず踏み出せるようになってください。


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