一色登希彦/ブログ 

一色登希彦 ブログ / 三重県の小さな町に在住 現在は飲食店に従事 漫画描いてました

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

「漫画家のなり方」51

第12章 アシスタントの日々になすべきことについて

   その8 仕事場で我を出さない 感情で仕事場の空気を揺らさない その仕事場の空気はタダじゃねえぞ

例えば好きな音楽の話をしないということ。
しても良いけれど、そのやりとりが過ぎて、自分か相手かあるいは双方が気分の悪いことになるようなら、そんな話はそれぞれ「やめにしときましょう」という知恵を回して下さい。
好き嫌いでモノを言っていてはいけません。
感情に任せて仕事場の空気を支配しておいて、その空気が悪くなったときにおとしまえをつけられないなら、ただ黙々と仕事をしていた方がマシです。

そこは遊び場でもなければ部活の部室でもありません。


価値観の違う人間が当然存在し、それでもひとつの目標を達成するために集まっている場です。

仕事のリーダは存在して良いですが、人間関係のリーダーは漫画家さんです。
またそれが得意ではない漫画家さんもいらっしゃるので問題はややこしいのですが。

漫画家さんが作画スタッフと同室であるか、別室であるかも大きな要素なのですが、ボスである漫画家さんが別室である場合は、人間関係の均衡を取るのが難しくなります。

いいですか、でも、心して下さい。
スタッフ同士しかいない。そういう場で、人間は、馬鹿丸出しにもなるし、何とか賢明さを発揮して物事を良くして行こうともします。
無自覚にくだらない話をして、無意味に自分と周囲の感情をかき乱し、その場その時間を浪費するようなコミュニケーションしかとれないこと、と、くだらない話を織りまぜて息抜きをし、よどんだ空気を入れ直し、またそれぞれの作業に再度集中しやすいリズムを作る、このふたつは、まったく違います。

また、気分が乗らないからといって、知らん顔をして一日を過ごして済むものでもありません。

どれだけの規模でも、漫画家の仕事場と言う特殊な環境は、漫画家さんが気持ちよく仕事を進められることが最優先です。

基本的に無駄話の無い、静かな状態を漫画家さんが望むならそのように。
あるいは、常に馬鹿話でにぎやかな状態がよいならそのように。
漫画家さんが何を望むかに対応する、少なくとも対応する努力をするくらいのことは出来るべきです。

よく言われることですが、「人付き合いが苦手」なままの人に、商業漫画家を続けることは難しいです。
ちょっと苦手なことや不器用なことがあろうと、コミュニケーション能力を鍛えていくことは必須要項です。

アシスタントの一員を務めようとする時に、それがもし未熟なまま、そして育たないというなら、プロになったとして、その先その能力が育つチャンスがあるのでしょうか?

雰囲気としての「空気」をつかみ、コントロールし、良くしてゆく能力を発揮できるかどうかは、その先漫画家になれるかどうかと、大きく関係しています。


←前の項を読む続きの項を読む→

| 長期シリーズ/「漫画家のなり方」 | 08:34 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

TRACKBACK URL

http://toki55.blog10.fc2.com/tb.php/109-95560473

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。