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一色登希彦 ブログ / 三重県の小さな町に在住 現在は飲食店に従事 漫画描いてました

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「漫画家のなり方」45

第12章 アシスタントの日々になすべきことについて

   その2 ものを考えましょう 人に自分を委ねてはならない

漫画家さんの仕事場に入るということは、強くものを考える人の下に自分を置く、ということです。

相当に強くものを考えているつもりでも、プロとして自分の創作のためにものを考えている漫画家さんの考えの強さは想像を超えます。
その強さに影響を受けないでいるのは難しいことです。


他人が強くものを考える場の傘下に入ると、ものを考えないでも済んでしまうので、ものを考えないで生きてゆくクセがつきます。
また、ものを考えない方が、楽である場合が多いのです。下手にものを考えて、その考えを表明しても、仕事場のボスである漫画家さんが、必ずしもその考えを尊重してくれるわけでもないのだとしたら、やはりものを考えない方が楽になってしまうのです。

宗教の集まりで、強くものを考えるリーダーに身を委ねて、ものを考えない人間になると楽であるのと、同じようなことになりやすいのです。
気の利いた宗教団体ならば、その代償として、安心を与えてくれて、心安らかに過ごしてゆくことが出来るかもしれません。運がよければ、他人に迷惑もかけず、自分も安心で毎日を過ごせるかもしれません。
やはりそこはよくしたもので、割とかなりのお金がかかるらしいですけど。

漫画家さんの仕事場では宗教と違ってそうはいきません。漫画家さんは、アシスタントスタッフの残りの人生を、教祖さまのように、漫画家自身のコトバと存在感で安心なものにしてくれるつもりは毛頭ありません。

そしてアシスタントスタッフはなにしろ、自分も漫画家を目指しているのですから、ものを考えない人になるわけにはいきません。
他人に自分を委ねてはなりません。
ものを考えない人にならないように。

ものを考えない人になると、自分ではものを考えているつもりなのですが、それが実は、たんなる自意識の肥大である、ということにしばしばなります。
不安や不満が鬱積して、自意識が肥大した状態を、自分ではものを考えている、と思ってしまうのです。
それは、「考えている」のではなく、「始末に負えない困った感情が常に渦巻いている」だけの状態です。
そのことに、細心の注意をして下さい。


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