おうちで作るイタリア料理の手引き 2

おうちで作るイタリア料理の、実践編。

ポイントを、大きく次の4つに分けて書きます。
全部でなくてもいいです。「これはやっていなかった」という箇所があったら、試しにやってみてください。美味しくなると思います。

1・ダシ(ニンニクとオリーブオイル)の取り方
 おまけ/ブロード(鶏肉等のダシ)の取り方
 おまけ/タマネギ炒め(ソフリット)からの応用

2・塩の使い方
 おまけ/野菜サラダの味の作り方でイタリア料理の調味の基本を身につける

3・パスタの作り方

4・お肉の焼き方(加熱調理のしかた)・入り口だけ

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おうちで作るイタリア料理の手引き 1

トモダチがね、
「ウチでイタリア料理を作っても、安いオリーブオイルは、アクと苦味が強いのであんまり多く使えなくて・・・」
ということを話してくれて、「ああ、日本の普通のおうちにとっては、イタリア料理(その他外国の料理)って、今もそんな感じだよなぁ」と思うことがあって。

飲食店のノウハウと、おうちの料理との、真ん中あたりの「イタリア料理(っぽいもの)の作り方」を伝えられたらいいな・・・と思って、ちょっと、書いてみます。

完璧なことを書けるわけではないのですが、もしも、たくさん書いた中に、「これは知らなかった。やってなかった」というものがあったら、取り入れてみてください。
そのぶん、必ず、美味しくなります。

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才能とパワハラ1

「君は、ピラミッドのある世界と、ピラミッドのない世界と、どちらが好きかね?」
「ピラミッドですか」
「空を飛びたいという人類の夢は、呪われた夢でもある。飛行機は、殺りくと破壊の道具になる、宿命を背負っているのだ」
「はい」
「それでも、私はピラミッドのある世界を選んだ。君はどちらを選ぶね?」
「僕は、美しい飛行機をつくりたいと思っています」
ーーー『風立ちぬ』(宮﨑駿:監督/2013年)より


スタジオジブリの鈴木敏夫さんの最新のインタビューが、書き手作り手も含めて大きく話題になっている。
「なぜ高畑勲さんともう映画を作りたくなかったか」――鈴木敏夫が語る高畑勲 #1 http://bunshun.jp/articles/-/8406
#3まであります。読み進めるほどに赤裸々に、おっそろしい内容になっていく…というのが、話題を集めている理由のひとつかもしれません。
かいつまんで言うと、「高畑勲という人が、制作現場でいかに横暴であったか。いかに多くの才能を潰してきたか、そしてそのことによってジブリも潰れそうになった」ということが細かく述べられています。時間があるなら読んでみて。

とても読み応えがあるし、もっともだと思えるところも多い。

でも。
というか、僕は、今回の鈴木さんのインタビューを目にする以前から、「(じゃあ)宮﨑駿さんはどうなのか」というところから、そして、「自分はどうなのか」「あなたはどうなのか」「私たちはどうなのか」ということについて、ずっと長いこと、文章をひとつ書いておきたかった。

「才能があるということと、ハラスメントをやらかす、ということの分けきれなさ」
のようなこと。
それをどのようにか、書いておきたかった。

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いやな夏の始まり2 西日本豪雨災害

「政府 非常災害対策本部設置」の報、この8日の朝にようやく。

立ち上がらず騒ぎになってたけど、ようやく設置された。
今回、本当に設置しないんじゃないか、なぜなら総理大臣がどうしても週明けからフランスに遊びに行きたくて、設置すると遊びに行けなくなるから…と。

これでなお、「この上で週明けに首相がフランスに出かけたら本当に驚く」と書く人もいるけど、僕は、僕たちが総理大臣に選んだ63歳児さんは、それでも出かけてしまうんじゃないかなと思う。
どうしても遊びに行きたい気持ちを抑えられないんじゃないかなあ。
(追記/最終的には代理を立てて、行かずに終わった)

今回の豪雨災害は、今の時点で、よくてまだ折り返し点くらいかと思う。
被害者数は、ここまでにカウントされた単位があとひとつふたつは簡単に積み重なるのではないか。
(追記/この、イヤな予感も的中した。この原文をツイッターにリアルタイムでアップした際の犠牲者数から、最終的にさらに3〜4倍の犠牲者数になった。)

列島の西半分、行ったことある場所やお店や「知っている人」が「被災」していく様子を、無事な自分が手元で「眺める」。
なにこの地獄。

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いやな夏の始まり1 オウム事件実行犯の死刑執行

『アンダーグラウンド』(村上春樹:著 1997年)。

知っている人も多いと思うけど、オウム真理教が起こした、あの、1995年、サリン事件の被害者多数への、長大なインタービュー集。
政治的なこと、社会的なことに距離を置くタイプと思われていただろう著者ゆえ、僕は、多くの受け手がこの本に戸惑ってた感触を覚えている。

本の内容そのものがもたらすインパクトと同時に、この仕事に併せて著者が述べていたことが印象的で、それが僕はずっと心に残っている。
以下は原文に当たった正確な引用ではないし、僕の意訳や勝手な解釈が盛り込まれているけれど、大意は間違ってないと思う。

「オウム真理教(とそして阪神淡路大震災)というものはいったい何であったのか。
私たちは、そのことを徹底的に検証して、理解して、飲み込みきる必要がある。
オウムと震災を、何か、自分と関係ない、自分の中には無い、自分の外側にある恐ろしいもの、という理解に留めたままでは、また同じことが繰り返される。

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食べものを描けば匂いを感じるし、描けば本当に人を殺したり自分が死んだりするかもしれない

「食べものの絵を描いていると、フッと、食べものの匂いがする」
・・・という意味のことを、別の漫画家さんがツイッタに書き込んでいるのを少し前に見かけた。

反応はさまざまで、そんなことあるの、と驚く人もいれば、僕のように驚く人がいることが驚きだった人もいます。

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無題 いや、2018年5月の終わりに、「日本語人への手紙」に応えて

日本語人への手紙

ツイッターで、言葉を交わすことはしていなかったんですけど、ずっとこちらからはフォローしていて、その言葉を読ませてもらっていたガメどん(仮名) @gamayauber01 が、5月の終わりに上のようなタイトルのブログをアップしていて。
読んだら、「これは俺に宛てられた手紙でもあるようだから、あー、じゃあ、返答をせんといかんな」という気持ちになって、初めてリプライのノックをして、以下のような趣旨のことを連投したのでした。

僕の個人的な時節の事情もあるんだけど、ちょうど、ちょうど、「ちょっと、書き言葉のリハビリを始めても良いかな」と思い始めていたタイミングだったというのもあります。

読ませてもらったブログに書かれていた「日本と日本人のこと」に、ものっすごく大雑把に言い添えると、世界史のタイムスケール上での日本の重要性というか役割というのは確かにある。あった。
それは、この数百年くらいの「今」がその時で、たぶん、「この世界の、西と東の、橋になる」てのが日本が受け持つべき役割だったんですよね。

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【『シン・ゴジラ』観た】

(観たいけどまだ観ていない、何もまだ知りたくない、というかたは、読まないでください)
個人的なやり取りの事も含めて書くので、総監督の庵野さんから「消しなされ」との要請があったら、削除や訂正をする場合があります。
そして、自分から庵野さんへの個人的な『シン・ゴジラ』の感想を兼ねる文章となるように書こうと思う。

観ました。
引き込まれながら観ました。
よく作りなさった!

「庵野秀明の映画」になっていました。
1年ほど前に庵野さんは、僕との個人的なメールのやり取りの中で、作っているさなかのゴジラを、「(人間ドラマは描かないで)事象中心に描く」
と伝えてくれました。
僕はその時(「そんなモノを日本映画の枠組みの中でどうやって作るのよ!?」と思いつつ)「もしも本当に庵野さんがそう言っている通りに作るなら、凄いものが出来るかも!」と期待して、その旨を返信しました。

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さよなら九段下ビル



九段下ビルの解体が決定的になり、解体が進んでいるようです。自分の為に書き綴っておきます。

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おすすめなのですが

原田哲也というオートバイの日本人チャンピオンのDVDが出てどうしてもおすすめしたいのですが、本来的に「バイク関連」のことなので、オートバイのことブログに詳細を書きました。



僕に関しては、自分のオートバイに関しての人生を決定的にした、(レース史上でも)歴史的なレースです。

今日は

「古屋兎丸さんとお話してたら超自分が恥ずかしくなりました。創作を粛々と行う為に全てをコントロールするなんて本当に凄い。」

「殆どの時間を一色登希彦さんとの画報社組で話してました。かなり乱暴に漫画の創作話の端っこの方を投げても全然理解していただけるのでやっぱり同業者との話は勉強になるます。」

・・・て感じの楽しいひとときを過ごさせていただきました。ありがとございます。
ジャンプスクエアさんの新年会にお邪魔させていただきました。

ツイッターのことやらリンクのことやらが良くわからんデスので、
内藤泰弘さんのツイッターがこちら、としとこう。

兎丸さんとかこちら、としとこう。

みなさまありがとうございました。

超元気をもらった。
ホントがんばろ。

ああ面白かった。あー面白かった。

「紙からデジタルへ」その変革期の重大な余波

2009年/2010年が、漫画も含めた表現媒体の「紙からデジタルへ」の重大な変革期になるだろうという話は度々書いていますが、漫画家の仕事の現場も、その余波を受けて少なからず重大な事態が多々進行しています

その、僕の仕事場でも直面している、抜き差しならない事態のひとつをお話します。

作業のデジタル化をすると、大事な画材のひとつであったスクリーントーンが無用になってくるのですが、

スクリーントーンを収納していた棚とかラックが、大量に余ってかさばって困ります。
ああ・・・どうしよう、これら。


棚1

かわりに、導入したコンピュータは新たに場所を取っているわけです。仕事場に、新しいコンピュータと、無用になったスクリーントーンのラックが同居して、作業スペースを圧迫することになります。

「紙からデジタルへ」その変革期の重大な余波といえるでしょう。いえるよね?

仕事の合間である今のうちに、今までは出来なかった仕事場の整備をしようとは思っていたので、このスクリーントーンラックは処分してしまおうと思っていました。世話になったモノだし、愛着はありますがしかたがありません。

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アップルの「新しいもの」2010

アップルが「新しいもの」を出すらしい。

その「新しいもの」は、MacやiPodがそうだったように、新しい「もの」ではなくて、新しい「こと」になるだろう。

それが出て普及してしまえば、当たり前過ぎてそれまでの「旧いもの」が何だったのか、そしてその「新しいもの」の何が新しかったのかもわからなくなるくらいに、「新しいこと」なはず。

それは、アマゾンのキンドルが独走する可能性に待ったをかける「こと」。キンドルの「考え方」を含んで、そのさらに先を見据えているかも知れない。

「紙はもうダメだ」という物言いがふたつ前の古い言い回しになり、「紙かネットか」という物言いがひとつ前の言い回しになるような「もの」なのではないだろうか?
(日本ではまだ「紙はもうダメだ」「いやダメじゃない」という話からすら抜け出ていない。そんな話すらピンと来ていないという状況ですが)

さあどうなるか?

年末のエントリーでも触れたように、米国でのアマゾンの電子書籍の売り上げが紙の書籍の売り上げを超えた、それが今でもあまり多くも大きくもニュースにならないこの国で、この「新しいこと」がどのような衝撃と波及をもたらすのかは、僕は楽しみに見てみたいと思っています。

日本航空が倒産する時代です。そしてその事にも、あまり誰も、実際の所は驚いていないように感じます。

内心で、「ああやっぱりそうだったか・・・」とわかっていた気がするのではないでしょうか?

何があっても驚くに値しないのかもしれません。

「漫画家になるためには?」ということと結びつけて言うのなら、今、この2010年の時点で「漫画家になりたい(すなわちまだ漫画家になれていない)」という人なら、これらの事に無関心でいることはそれだけでほぼアウトになる、そういう状況だと思います。

昨年までに、ギリギリで漫画家になった人は、それでもギリギリセーフだったとも言えます。おめでとう。頑張ろう。

みなさんご武運を(自分も含めて)。

タイムスリップ1980~2010

年末のエントリーで、懐かしい時代の少年サンデーについて書きましたら、読者さまがこのナイスな写真を撮って送って下さいました。

時すべり

入手してくださった先日発売の「Dust to Dust」を添えて、読者さんがお持ちの、当時の少年サンデーとともに記念写真、です。
当時の雑誌を大切に取っておいでで、この写真を撮るために、段ボールから出して下さったそうです。
1980年代から2010年代へのタイムスリップ。

1冊1冊を、鮮明に覚えています。
今思い出しても、この頃が、そして例えばこの数年間の少年サンデーが日本の漫画の大きなうねりのひとつのピークだったことは間違いありません。

大好きだった本たちと、数十年の時間を経て、自分の本が同じ写真に収まっています。
夢中でこれらの少年サンデーを読んでいたあの頃の自分に、この写真を見せてあげたいです。

「真ん中の単行本は、2010年に本屋に並んでいる、キミが描いた漫画の単行本だよ」って。

あの頃、漫画が自分にしてくれたことを、自分もできるようになりたくて、漫画を描きたかったし、そして描いています。
この10年間で、自分はどれだけ出来ただろう?
これから、どれだけのことが出来るだろう?

身が気持ちよく引き締まる写真です。

お送り下さった方のお許しをいただき、アップしてみました。
Kさん、ありがとうございました。

賀正!

新年明けまして

元日風景

おめでとうございます。

東京は寒いですが快晴です。

松飾り

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

初詣に行った稲荷様にあった厄除けのしめ縄。

しめ縄

くぐり方が書いてありましたが、間違えると違う時代に連れていかれて戻れなさそうな気配がありました(タイムゲート)。

皆さまにとって、本年が佳き年でありますよう、・・・と祈って参りました。

2009年末、雑感

おうちの中を色々と整理していて、それから本棚を少しだけ増設したりしまして、珍しく雑誌をこのように棚にキレイに並べて、少し感慨にふけりました。

本棚

本って、大切に扱ってあげなければ「力」が備わらないのだなと思いました。

このところ、特に漫画を描くことが仕事になってからとりわけ、雑誌を大切に棚に差すことをしなくなっていたことに気付きました。
ちょっと反省。

10代の頃、僕は「週刊少年サンデー」が大好きでした。
細野不二彦、六田登、新谷かおる、村上もとか、池上遼一、原秀則、あだち充、高橋留美子、上條淳士・・・
あげればキリがないくらいに、好きな漫画家さんと好きな漫画が満載でした。

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気をつけろ タダなのに おもしろい

以前から、ご紹介したくて仕方がなかったんですが、
信濃川日出雄さんのブログで、ナゾの連載コマ漫画が

信濃川ウェブまんが

継続的に続いていて、そしておもしろくて、すごく気になります。
クマとパンダと女子が・・・漫画を・・・

漫画をアップしているということでは、
朱戸アオさんのブログがこれまた
おもしろ漫画ブログになっています。

朱戸ウェブまんが

両方とも、タダでこんな面白いのが見れるのはおかしい。

なんのワナだろうか。

少し改築しました

「漫画家のなり方」を、最初から続けて読んでいただきやすいように、少しページ構成を改良しました。
各エントリーの文末に、「←前の項を読む/続きの項を読む→」のリンクを設けて、同一ページ内でめくっていけるようにしました。
それから、脇に目次を兼ねたリンクを設けました。
どうして最初からこういうユーザビリティにココロが向かないのでしょうかね・・・

ちょっと装いを可愛らしくしてみたら、不穏当なもの言いとかもオブラートに包まれ・・・ませんかね?

テンプレートをデザインされた方、好き勝手にカスタムしてしまいました。すみません。
ご興味ある方は、ページ最後尾のリンクをごらんください。
元のデザインは、センスの良い人のつくったものの例にもれず、構造も使い勝手も、シンプルさと賢さに満ちて、素晴らしいものです。
(自分に不足している素養には、魅力倍増で憧れます)
好き勝手にいじれるのも、元の構造がしっかりしてればこそ、です。


こういうことを始めたということは、水面下で、またモサモサと色々燃やし始めた、ということでしょう。
ゆるりとお付き合いください。

ジャンプスクエア12月号発売と、10年間のお礼と、今後のお知らせを

久しぶりのエントリーになってしまいました。
すっかり冬ですね。ビックリです。

本当は、「Dust to Dust」3話の原稿を描き上げた半月前の時点で
色々と書いてアップしたい所だったのですが、ものすごくあっという間に
日々が過ぎてしまい、掲載誌の発売日になってしまいました。

「Dust to Dust」完結の第3話掲載、
「ジャンプスクエア」12月号、本日発売です。

SQ12月号表紙

巻中カラートビラ付きです。

SQ12月号DTDトビラ

気に入っとる。
どうぞ読んでやって下さい。


ひとつめの写真のビールですが、
実はひとりで祝杯です。

手前味噌ですが、漫画家生活、10周年なのです。

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「カキフライきのこ照り焼きソース丼」

もう今日は尽き果てた、何も出来ないや、と思って
閉店直前の行きつけの居酒屋さんに
飛び込んで、
お願いすると、

カキフライ丼

アドリブでこんなものを
つくって下さいます。

すんごい。

こういうお店と、
こういうもの作ってくれる人とが
存在してくれてる限り、
「大丈夫だー」と
思うです。

そんなふうに支えられつつ、
『Dust to Dust』の3話目を描いています。

2話目掲載の『ジャンプスクエア』11月号、

スクエア11月号表紙

発売中です。
雷句誠さんとの対談も載ってますよ。
よろしゅうに。

出遅れた!! 「雷句誠だヤァヤァヤァ!!」(たしかちょっと違う)

こんな画像しか今のところ出すことが出来ず残念。

SQ予告

あさって4日(金)発売の『ジャンプスクエア』10月号に、
新作『Dust to Dust』掲載が開始されますが、
その2話目が載る、10月3日(土)発売の11月号(ややこしい)に、
雷句誠さんの読み切りが掲載されます。

そのご縁で、
雷句誠さんと対談をしました。
楽しかった&ものすごく有意義でした。
ご本人のブログでもご紹介をいただきました。ありがとございます!! 
後手に回ってしまったよ。

なにが嬉しかったって、
役得で、対談に備えて、雷句さんがこの9月から複数の漫画雑誌に発表される、たくさんの
読み切り作品、新連載作品のコピーを読ませていただけたことです。

僕がここで声を大にして言うことでもないかも知れませんが、
声を大にして言います。
「全部面白い!! すごい!!」・・・です。

そういえば、思い起こせばこの自分のブログで昨年、
雷句さんがなさった問題提起を発端にした色々なことに関して、
自分の意見表明をしていたのだった。
こちら。
もはや懐かしいです。
自分もしんどかった時期なので、ちょっと勢い余ってますね。

自分が、勝手に個人的に心配していたのは、
「雷句さん、このあとちゃんと描けるかなあ・・・」ということでした。

オレがアサハカだった。
みんな、すごいよ、雷句誠!!

全部、面白かったです。
新連載、「どうぶつの国」、すごいです。
事前にいただいたコピーを読ませていただいて、
ひとりで部屋で落涙の嵐に見舞われました。

ホントに
「ドロロ~ン」
「ドロロロ~ン」
でした!!
(読んだらわかるよ!)

書きたいことありすぎて、無理!
それぞれの作品の詳しい告知は、雷句さんのブログ他にてどうぞ。
みなさん、お楽しみに。

でも少しだけ、今回読ませていただいた新作も含め、
雷句さんに関して雑感のようなものをつづります。

どの漫画家さんにおいても、僕は、その作家さんなりの、
「そのヒトの中で精神年齢が止まってしまっているもうひとりの自分」というものが、
漫画を描かせしめているように感じることがあるのですが、
雷句さんの場合は、小学校低学年とか中学年とかの雷句誠が、
漫画を描かせているように思う。

その「低年齢」具合って、貴重です。
『ガッシュ』をはじめとした雷句さんの作品が、その小学生世代の読者さんに
するっと受け入れられるのは、分かる気がする。

そうした「低年齢」で漫画を描きつつ、
オトナの論理や技術や分別を持ち合わせて、オトナの漫画家で
いられるって、すごいことです。

もちろん、漫画家さんの数だけ、色々なタイプの「作家性」はあります。
そのどれもが「すごいこと」なのは言うまでもないことですが、
雷句誠という作家さんの「稀有な個性」は、
そんな、「小学生が描いた初々しさが、そのままオトナの強さを身につけた」みたいな
ところなのではないか、と思います。


対談は、途中、
「漫画家を目指している方にアドバイス」みたいな
テーマもあって、雷句さんはこれまた有用なことをおっしゃっていました。
そのあたり、しっかり収録されると良いなあ。

雷句さんと、作品同時掲載、そして雷句さん/一色の対談収録の
『ジャンプスクエア』11月号は、
10月3日(土)発売。

てかその前に、3回連載の『Dust to Dust』、
第1話目掲載の
『ジャンプスクエア』10月号、あさって9月4日(金)
発売です。

SQDtD

ごひいきに!!

「ジュブナイル」・・・のもうちょっと低年齢?

以前、仕事を手伝って下さっていた高田桂さんが、
児童文学(になるのかな?)の挿し絵を描かれ、
商業イラストレーターデビューをされました(という言い方でいいのかな?)。

おめでとうございます。

本が発売になっています。



本の現物をいただいたのですが、なんというか、漫画の時とはまた別の、
「ストーリーにドンピシャはまったステキな画」に
なっているのですよ。 上手い!すごい!

良い意味で、ちょっと、驚きました。

対象年齢のこともあり、すべての皆さまにそのままおすすめ、という
わけにはいかないかも知れませんが、画像を見て下さるともう少し
大きく見れるので、よろしかったらそれをご覧になるだけでも。

「日本沈没」とかで、ココロささくれる画を散々描いてもらっていたので、
その反動が最高の形で結実した・・・と、手前勝手な良い解釈を申しておきましょう。

本になるってステキですね。

村上春樹さんのインタビュー

なににつけ、作品そのもの以外にはあまり興味を
持たないのですが、「作者の言葉そのもの」は例外的に
興味があります。

本日の読売新聞に、村上春樹さんのインタビュー。
夕刊が入るまでに、まだ、コンビニかキオスクにはあるかもしれませんよ!

春樹@読売

ブログ 切り分け

書きたいこと/書くべきことを
ひとところにしておく難しさ、見てくれの良くなさを
どのようにしようかと思い、ブログの分離を行いました。

いままで通り、漫画のこと、漫画家としてのこと、は、
当ブログで継続します。

オートバイのことと、もう少し、
個人的な記述(もちろんおおやけに多くの人の目に触れることを前提したものとして)は、
別々に分離して、全部で3つにしてみました。暫定的に。

やってみないとわからないものでもあるので、
「とりあえず」としておきます。
変動/変更/撤回アリ。

プロフィールに、リンクを作っておきます。

間抜けにごあいさつ

みなさまこんにちは、一色登希彦です。
ああビックリしました。

こそこそとブログの引っ越しの準備をしていたのですが、
元のブログの、記事とフレームの設定を事故で壊してしまい、
泣く泣くこの準備中のブログを、急遽ホンモノブログにいたします。
相変わらずのハイテク難民ぶりを露呈しております。
(原稿作業中のこうしたトラブルは、超消耗しますね)

引き続きみなさま、ごひいきのほど、よろしくお願いいたします・・・

ブロマガ【東京脱出】

ブロマガ価格:¥ 715(ひと月分につき)

紹介文:【東京離脱】は、ひと月分の記事を715円で購読出来ます。
2011年「3月分」と「6月分」そして7月以降の分をすべて「7月分」としてアップしています。

ブロマガ記事一覧

購入したコンテンツは、期限なしに閲覧いただけます。

プロフィール

「漫画家のなり方」おすすめ文献

複数エントリーをひとつの
エントリーにまとめ
おすすめ文献
してみました
根拠をもっておすすめできる
漫画の技法書等をご紹介しています

著作(試し読み可能)

電子書籍サイトeBookJapan 漫画onWebにて多くのページを試し読みしていただけます。ご購入検討の方はどうぞご覧ください。

「水使いのリンドウ」
全3巻


「Dust to Dust
~はじめの1000マイル~」

作品コメントはこちら

「九段坂下クロニクル」

現存する、九段下ビルと呼ばれる建物をモティーフにしたオムニバス
作品コメントはこちら

「モーティヴ ー原動機ー」
シリーズ 既刊0巻~4巻

「日本沈没」
全15巻


「ダービージョッキー」
文庫版全11巻
ヤンサンコミックス版全22巻

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よく読まれる記事

漫画家のなり方
継続中。長い長い。「第0章」よりどうぞ。下に目次一覧もあります。

  

「漫画家のなり方」
  目次一覧

第0章 はじめに

/その1 「漫画家のなり方」を書くことについて

/その2 もうひとつの 本論の執筆動機



第1章 漫画雑誌の終焉

/その1 漫画雑誌はもう・・・


/その2 なぜ雑誌をなくせないのか

/その3 漫画雑誌が果たしていた役割
//1 雑誌で必ず毎回新作漫画が読めた
//2 漫画の週刊生産は困難なのか?

//3 漫画家に締め切りを与えることができた
//4 編集者自身が果たしていた役割
//5 デザインや製版 もろもろの作業のコストと労力を雑誌が負ってくれていた
//6 作画アシスタントの紹介をしてもらえた

/その4 漫画に必要な様々なことをどのように確保するのか


第2章 「紙の雑誌に代わるもの」の可能性

/その1 「インターネット」「ウェブ」というシステムについて

/その2 既存の大企業がうまくいっていないようにみえること

/その3 インターネットは個人のメディア そして漫画も



第3章 制作費や原稿料や著作権や契約書のこと

/その1 原稿料は 漫画の制作費なのか?
//1 制作にかかるお金
//2 原稿料とは? その他必要なお金のことも
//3 誰も 「原稿料だけではやっていけない」と教えてくれなかった
//4 「二次使用」で得られる(かもしれない)お金


/その2 漫画の制作費は どこがどのように出すのか?

/その3 「契約書」には しっかりと目を通して下さい

/その4 著作権の知識を身につけましょう

/その5 ならば漫画はもう分業でもよいか?


第4章 再度 本論執筆にあたり

/その1 「無駄に過ぎ去る日々」と「なんとか積み重なる日々」の違いについて

/その2 漫画家になりたいのに、なれない人が多すぎる
//1 なにかが間違っているのではないか?
//2 余裕あんなぁ みんな/「才能神話」に飛び蹴りを


/その3 「姿勢」について 技術論以外のすべてのこと

/その4 キミには才能はある! あとはモノを考えるだけ

/その5 漫画家になりたいと思う前提として


第5章 “漫画家”になるのか、“漫画を好き”でいるのか

/その1 漫画を好きでいるための みっつの方法

/その2 ひとつめの方法 読者でいること

/その3 ふたつめの方法 趣味で漫画を描くこと


/その4 漫画家の定義

/その5 みっつめの方法 漫画家になる とりあえずおすすめできません

/その6 それでも“漫画家になりたい”と思ってしまった人へ



第6章 技術論としてのおすすめ文献 10プラス1
/1 「マンガの創り方 誰も教えなかったプロのストーリーづくり」
/2 「石ノ森章太郎のマンガ家入門」
/3 「快描教室 マンガの悩みを一刀両断!!」ほか 菅野 博士(菅野 博之)さんの漫画技術関係の著作
/4 「ベストセラー小説の書き方」
/5 「書きたい!書けない!なぜだろう? 」(夢を語る技術シリーズ)
/6「ファンタジーの文法 物語創作法入門」 (ちくま文庫) 著者/ジャンニ・ロダーリ 窪田 富男(訳)
/7 「映像の原則 ビギナーからプロまでのコンテ主義」(キネ旬ムック) (単行本)
/8 宮崎駿さんの絵コンテ
/9 「新インナーゲーム 心で勝つ!集中の科学」
/10 本論「漫画家のなり方」
/11 あらゆる長編ストーリー漫画単行本の第1巻と長編ストーリー漫画作家の読み切り漫画の短編集
/12 文献を読んでいただくにあたって


第7章 漫画家に なりたい人 なる人 なれない人 ならない人

/その1 なりたい人

/その2 「本当に苦しい」段階を経て、「なる人」になります


/その3 漫画家になれない人
//1 あいさつが出来ない 目を見て話が出来ない
//2 知識の多さだけで自信をもってしまっている
//3 批判することで自己形成してしまっている
//4 手数より口数が多くなっている

//5 ブログで、好き勝手に「ネガ」をひけらかしている
//6 漫画以外の「好きなこと」をひけらかしている
//7 「タダでもいいから載せて欲しい」と言ってしまう その発想は地獄の門の入り口 それを口にしてしまうことは仕事をする者として万死に値する
//8 プロですらないのに「自分がやりたいのはこのジャンルだけ」と言ってしまう


~インターミッション~
/著作権の文献 ご紹介


//9 明日もやはり描かない
//10 こんなに描いたのになぜダメなんだ、と言ってしまう
//11 例えば、絵がうまい 絵がうまいだけ
//12 昨日/先月/去年を思い返してみて、何にも変わっていない

//13 何にも変わっていないことを、自分以外の何かのせいにしてしまう
//14 感情をあらわにしすぎる
//15 やせ我慢が出来ない
//16 「こんなこと、漫画家になれるかどうかとは関係ないでしょ!?」と思ってしまう 口にしてしまう
//17 「わかってるよ そんなこと」と思ってしまう 口にしてしまう
//18 “載らないと死んでしまう、読んでもらえないと生きてゆけない” というわけではない人


/その4 ならない人

/その5 年齢について


第8章 最初の漫画 最初の1作を描いてみる

/その1 とにかく描き上げる

/その2 嵐のように襲い来る、万能感と無力感

/その3 恐怖 「描き上げたくない病」


/その4 誰も言っていないのに、勝手にダメだとか言わない

/その5 完成 おめでとう!

/その6 ホントにその第1作目の漫画は、素晴らしい。ステキです。

/その7 他人に見せる 出版社、漫画雑誌編集部に持ってゆく


/その8 編集者のどんな対応にもビックリしない

/その9 そのまま雑誌に載る場合

/その10 何作か描いて、雑誌に載る場合


/その11 付記 「ネーム」とは?


第9章 最初に雑誌に載るまで

/その1 編集者とのやり取りが再度始まる

/その2 自分の中の「よいイメージ」を絶対に守り通す

/その3 よい打ち合わせとは?

/その4 打ち合わせを何となく持ち帰らない

/その5 直せと言われたら、その場ででも直すつもりで


/その6 編集者とのやりとり しっかりね

/その7 感情を荒げる利点は少ない

/その8 転んだ時にタダで起き上がっていては 死にます

/その9 ここでも嵐のように襲い来る、万能感と無力感

/その10 雑誌に掲載されていることをイメージする

/その11 ここでも、とにかく描き上げる


/その12 最初に雑誌に載る、いくつかのパターン そのことにどうしても言及したい いくつかも含めて

インターミッション 2
/デジタルとコンピュータのこと おすすめの本


インターミッション 3
/良い本が どんどん在庫切れや絶版だ 絶句



第10章 雑誌に1本載った ここから先に進む時の覚悟

/その1 まだ、本論の定義での「プロ」ではありません

/その2 ブログ 連絡手段の必須として


/その3 喜んで席を譲る連載作家はいません サバイバルだぜ

/その4 速く たくさん 描くことでしか手に入らないことがある

/その5 描きたいペース 描きたいスタイル


/その6 プロになって そののち10年後もプロでありたいかどうか

/その7 死守するものを定める


/その8 雑誌の枠内やジャンルの枠内で作風をつくってしまう危険について


第11章 プロになりたいと思う かどうか

/その1 自分の「名」で「生き死に」をしようと思うかどうか

/その2 「エンターテインメント」の、日本語訳 わかりますか?


/その3 読み手のために漫画に仕えることと それが自分のためであることの一致

/その4 不安なのは、みな、同じです


~インターミッション 4~

/その5 アシスタントについて またはプロ以前の時代について

/その6 “漫画家のアシスタント”は “不本意”だが“みじめ”ではない


/その7 付記 漫画家がアシスタントに手伝ってもらうということ


第12章 アシスタントの日々になすべきことについて

/その1 生きてその仕事場を出る


/その2 ものを考えましょう 人に自分を委ねてはならない

~インターミッション5 おすすめ文献 さらに~
/一冊目 「人体のしくみ」
/二冊目 「ブックデザイン」
/三冊目 「デザインの自然学」


/その3 いちど自分のいままでのスタイルがすべて崩れます ビックリしないように

/その4 モノとお金以外のすべてを盗む

/その5 漫画家さんの振る舞いの全ては参考になる とにかく学ぶ

/その6 他者の作品制作に全霊で仕え、力は使い切り、しかし疲れずに帰る

/その7 漫画/漫画雑誌をたくさん読む 好き嫌いや批判を脇において

/その8 仕事場で我を出さない 感情で仕事場の空気を揺らさない その仕事場の空気はタダじゃねえぞ

/その9 自分の不満の表明のためにふてくされてはならない

/その10 人の漫画の手伝いをして、漫画を描いた気にならないようにする

/その11 仕事の合間は「お休み」ではないです 漫画を描く 描く準備をする

/その12 月に2本以上ネームを描いてください

/その13 漫画家は、ホームを通過する特急電車 アシスタントはホームに立つ人

/その14「引き出しを増やす」のウソ 脳の「インプット」と「アウトプット」について

/その15 代案を出せて初めて「批判」と言える

/その16 否定の言葉でしゃべらない タメ息などつかない しゃべりすぎて気持ちよくなっちゃったらいけない

/その17 自分を大きく見せてもしかたない(尊大さのワナに気をつける)

/その18 自己卑下のワナに気をつける(小さく見せてもしかたない)

/その19 編集者/雑誌/読み手をバカにした時点で、バカは自分です

/その20 テレビが「表現媒体」ではなく「広告」であることについて

/その21 幸せそうな人を 「幸せそうでいいよね」と思う想像力の欠如と決別する

/その22 死なない程度に、たくさん恥をかき、傷付いていい

/その23 アシスタント時代に太ったりやせたり眠れなくなったり腰痛になったり 心や体を悪くしている場合ではないです

/その24 目くそ鼻くそ同士でギスギスしない

/その25 アシスタント仲間をライバルにしない 仮想敵は少し高めに設定する

/その26 アシスタント仲間を戦友にする 孤立してはならない

/その27 「プロのアシスタント」について

/その28 漫画家の重力 人の仕事場の引力

/その29 漫画家の寝首を掻く(ホントに殺しちゃダメだよ)

/その30 いま 「どうぞ連載を」と言われたら 自分自身のようなスタッフに手伝ってもらって 月に1本 週に1本 漫画原稿を仕上げられますか?

/その31 いま描いている漫画やネームは そのまま雑誌に載って 他の作品と渡り合えますか?

/その32 少し余談 今だからこう書ける 許してあげて欲しい「漫画家の挙動不審」あれこれ

/その33 仕事場を辞めること あ、それから、お金ありますか?


第13章 絶対に漫画家になれる「漫画家のなり方」教えちゃいます


番外編 印刷会社さんに「社会科見学」(また長文です)

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